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(スーパー) サイヤ (じん) は、『ドラゴンボール』に登場するサイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。「スーパーサイヤ人」とも表記される。ドラゴンボールに変身という概念を持ち込んだ元凶でもあり、登場する前までは敵しか変身しておらず、ノーマルが最強形態であった。

概要[]

変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心[1]を兼ね備え、極端な危機感、強い怒り[2]、悲しみに苛まれていること[3]。サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している[4]。エイジ762年に孫悟空が超サイヤ人に覚醒するまでは、1000年に一度現れる超戦士という伝説として受け継がれてきた。それを鑑みても外的・内的な覚醒条件を満たすのは容易なことではない。

なお、ドラゴンボール超では怒りがなくても背中をゾワゾワさせるだけで簡単に変身できることが判明。また、漫画雑誌「最強ジャンプ」にて、S細胞があるサイヤ人じゃないと変身できないことと、この細胞の量が多いサイヤ人ほど簡単に覚醒することも判明した。このS細胞は穏やかな心を持つものほど多く持っている傾向にあり、悟天や現代トランクスが簡単に覚醒したのはそのためとのこと。

変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色[5]、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。

原作で超サイヤ人になれるのは、孫悟空、孫悟飯、ベジータ、トランクス、孫悟天の5人。地球人との混血のサイヤ人は生まれながら高い才能を持っていることが多く、第7宇宙の純血のサイヤ人で超サイヤ人になれるのは原作、アニメを含めても悟空とベジータ、ブロリーの3人だけであり、純血の超サイヤ人は非常に希少な存在といえる。

原作以外の登場人物としてはブロリー、『ドラゴンボールGT』に登場した孫悟空の子孫の孫悟空Jrやベジータの子孫、『ネコマジンZ』に登場するオニオがいる。ブロリーは超サイヤ人になった時、劇場版1作目では髪の色が青色だったが、2作目では金髪になっている。作品の後半、トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した。

前述した条件の一つ感情面では、悟空のように何らかの経験による怒りで覚醒することもあれば、ベジータのように悟空を超えることができずにいる自分自身に対する怒りであったり、悟飯のように頭の中で想像する怒りなどで覚醒するパターンもある。また、悟天のようにチチとの組み手の際になんとなくなれたというケース、アニメでの未来のトランクスの悲しみと怒りによる覚醒、ブロリーの怒りではなく悲しみによる覚醒もあり、パターンはそれぞれである[6]。超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。しかし、『ドラゴンボールGT』では最終形態である超サイヤ人4[7]へ覚醒したことより、それらの弱点はすべて解消された。老界王神によると、体に負担が掛かり過ぎて寿命を縮める要素が判明している。

地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた[8]。また、アニメではフリーザが「超(ちょう)サイヤ人」と呼んだこともある。

種類[]

フリーザにクリリンが殺害された怒りで覚醒。 派生形態については該当記事を参照。

セルゲームで孫悟飯が覚醒。(後に悟空もあの世の修行で覚醒。)

あの世の修行で覚醒。

破壊神ビルス騒動で覚醒。 派生形態については該当記事を参照。

ウイスの修行で覚醒。 派生形態については該当記事を参照。

脚注[]

  1. 純粋な悪でも可。
  2. 自分自身に対するものでも可
  3. 「技辞典」 ドラゴンボール大全集7巻 144頁
  4. 「CHARACTERISTICS サイヤ人」ドラゴンボール大全集4巻 42頁
  5. 超サイヤ人3では眉はない
  6. 経緯については個々のキャラクターページ参照。
  7. アニメ版のみの設定
  8. 自分達で混血の子孫を増やすことも提案していた。
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