Dragon Ball Wiki
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人造人間編以降は本編中、戦闘力自体が出てこなくなったので、正確な数値は不明。人造人間戦に向け悟空、ピッコロと3年間修行するが、人造人間編序盤は主戦力ではなく、悟空達のサポートに回る事が多かった。だが後半、悟空と共に精神と時の部屋で修行後は、超サイヤ人に覚醒。しかも超サイヤ人状態で肉体に負担をかけず平常心を保つ事に成功している。セルゲーム時にはセルによる人造人間16号の破壊をきっかけに、潜在能力を開放して超サイヤ人2に覚醒。この時、悟空をも超える最強の戦士にもなった。だが魔人ブウ編の序盤は平和な高校生活で体が鈍っており、セル戦時の様な爆発的な潜在能力を引き出せずにいたが、魔人ブウ敗戦後、界王神界でゼットソードによる修行、老界王神により潜在能力を限界以上まで開放してもらい(アルティメット悟飯)再び最強クラスの実力を手にいれ、作品終盤まで高い戦闘力を示した。
 
人造人間編以降は本編中、戦闘力自体が出てこなくなったので、正確な数値は不明。人造人間戦に向け悟空、ピッコロと3年間修行するが、人造人間編序盤は主戦力ではなく、悟空達のサポートに回る事が多かった。だが後半、悟空と共に精神と時の部屋で修行後は、超サイヤ人に覚醒。しかも超サイヤ人状態で肉体に負担をかけず平常心を保つ事に成功している。セルゲーム時にはセルによる人造人間16号の破壊をきっかけに、潜在能力を開放して超サイヤ人2に覚醒。この時、悟空をも超える最強の戦士にもなった。だが魔人ブウ編の序盤は平和な高校生活で体が鈍っており、セル戦時の様な爆発的な潜在能力を引き出せずにいたが、魔人ブウ敗戦後、界王神界でゼットソードによる修行、老界王神により潜在能力を限界以上まで開放してもらい(アルティメット悟飯)再び最強クラスの実力を手にいれ、作品終盤まで高い戦闘力を示した。
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== 孫悟空の家系図 ==
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== 補足 ==
 
== 補足 ==

2010年4月14日 (水) 12:56時点における版


孫悟飯(そん ごはん)は、漫画アニメドラゴンボール」シリーズに登場する架空の人物。準主人公。

主人公の孫悟空が、物語上、何らかの理由で不在の時は、本編中や劇場版などで、主人公の代理的な役割を果たした。

同姓同名の人物が2人登場し、それぞれ孫悟空の長男、及び孫悟空の育ての親という位置づけである。本項では、前者について記述する。

担当声優は野沢雅子。原作での初登場は第196話「カカロット」、アニメでの初登場は『ドラゴンボールZ』第1話「ミニ悟空はおぼっちゃま! ボク悟飯です」。

人物像

身長:176cm 体重:61kg (成人時)誕生年:エイジ757年 趣味読書釣り研究

第23回天下一武道会の終了後に結婚した悟空とチチの息子で、サイヤ人と地球人との混血第一号。容姿はサイヤ人である父(悟空)や叔父(ラディッツ)に似る。小さい頃は甘やかされ、これからの平和な時代に武術は必要ない、と判断した母親のチチによって、学者になるべく山奥の家で一人勉強を強いられていたため大人しく根性なしで泣き虫であった。が、ラディッツ襲来後にピッコロに連れ去られ、荒野を一人で生き抜くなどの経験を経て逞しく成長していった。[1]悟飯という名前は、悟空の育ての親・孫悟飯にあやかり、悟空がつけたもの。アニメではチチや牛魔王からも多々名前の案が出たが、まだ赤ん坊の悟飯が泣いて嫌がりボツになった後、「ごはん」という言葉を聞いて悟飯が喜んだため、この名前を悟空が提案したことになっている(赤子時代を回想した場面での描写)。

幼少期はチチの教育方針から、悟空から武術の手ほどきを受けたことはないものの、アニメでは滝壷に落ちそうになった時に無意識に脱出したりと能力の片鱗が現れており、窮地に追い込まれた時に強い力を発揮するという点では、少女期のチチにも通じる部分がある。悟空も原作・アニメ共に「かなりの力を持っていると思う」と発言している。師匠のピッコロとは互いに硬い絆で結ばれており、戦闘スタイルもピッコロ寄りである。また、ピッコロのことはさん付けで呼び[2]、ピッコロから貰った服と同じものを作るなど非常に慕っており、「お父さんと同じくらい(尊敬している)」とも明言。ナメック星のドラゴンボール探しに行く息子を心配して猛反対をするチチに、自分の手でピッコロを復活させたい旨を伝え、必死に説得を試みた事もある。また、精神と時の部屋から出てくるとピッコロとお揃いの服を直接彼に頼んで本人から貰ったりするなど、師匠への強い憧れの思いが感じられる(ピッコロとの絆については、#ピッコロとの師弟関係で後述)。更に、ピッコロとはテレパシーによる会話が可能で、彼のピンチを聞き、窮地を救った時がある。後に人造人間編までの3年間で悟空とピッコロと共に修業し、また精神と時の部屋では超サイヤ人に覚醒し更にその状態を超える為、悟空の手ほどきを受けた。 戦闘力はトップクラスだが後述にある通り戦いを好まない性格のため、戦う事に疑問や抵抗を感じたり、怒りによってキレないと真の実力が出ないなど戦士としてはアンバランスな面もある。

幼年期や少年期は大人しく悟空やピッコロに依存しがち(ゲームでは勝負後に「お父さん」や「ピッコロさん」と言うパターンが多い)だった[3]が、悟空の2度目の死後はそれを乗り越え、また平和な時期に尊敬する師匠のピッコロや同年代の親友であるデンデがいる神殿へ遊びに行く事を心の支えにし、加えて弟の孫悟天ができたためか青年期は明るい性格になり、悟空やピッコロのことは尊敬しているが依存している様子は無くなっている。が、子供の頃は年齢の割にしっかり者で大人びた面が強かったのに対し、青年期は悟空並の、あるいはそれ以上に呑気で天然ボケな部分が出てくるようになる。幼少時から超戦士[4]達と共に行動していたためか、後述の体育の様子やビーデルが「気」を知らない事に少し驚いたりと、常人の運動感覚が分からないようだった。

ただ、少年期などは大人しく温厚な性格ではあるものの、年代が違う大人相手でもクリリンブルマとは親しくなったり、回数はさほどではないもののヤムチャや天津飯にも自ら話しかけたりなど、むしろ他人とコミュニケーションを取る事は得意とも言える程社交的な面はあるようで、人見知りなどはしない性格のようである。(劇場版『地球まるごと大決戦』では、ヤムチャが「俺が宿題を手伝ってやろうか?」と話しかけて来たりなど、ある程度親しくなっている事が伺える)また、クリリンが18号に一度フラれた時に、彼が18号を好きだということを看破したことから、恋愛への関心は父親よりも早いようである[5]

後期の主要キャラクターの一人であり、対セル戦では主人公の悟空以外では唯一最終ボスを撃破すると言う快挙を成し遂げており、アニメオリジナルパート、及びセル編以降一時的に主役的な扱いを受けていたものの、青年期でのオレンジスターハイスクール編でギャグ路線に戻した作風が再び戦闘漫画化したこと、悟空の人気の高さ等から作品上では最強でありながら悟空に主役の座を返上してしまうことになる。また、グレートサイヤマンに結構ノリノリで「変身」し、自分で考えた名前を馬鹿にされた時は激怒している。一部ゲームではグレートサイヤマンがギニュー特戦隊のメンバーと対戦すると特戦隊の方から勧誘されていたりもするが、「素直に喜べない」「悪には加担しない」と断っている。少なくとも、グレートサイヤマンの格好をカッコいいと思い、クリリンらに「この格好の良さが理解出来ていない」と言っていた辺り、独特の美感の持ち主であることが分かる。

学業に関してはオレンジスターハイスクールへの編入試験で数学、化学、物理、歴史、国語、外国語では満点を取っている。当然のことだが体育でも常人離れ[6]したところを見せたが、本人は「目立っていない」と思っていた。また、アニメや劇場版ではグレートサイヤマンの活動のためにしょっちゅう授業を抜け出すため、教師には「非常に優秀だがサボり魔」と思われているようである。

単独での純粋な戦闘力と潜在能力は、悟空などを圧倒している作中最強キャラだが、父の悟空を宇宙一の戦士と称して常に尊敬の念を忘れない。

妻子がいるサイヤ人3人(悟空・ベジータ・悟飯)の中で、唯一仕事学者)をしている[7]。結婚した主要男性キャラクターで、まともな仕事をしている描写があるのは悟飯のみ。

ミスター・サタンの娘であるビーデルとの結婚により武道家一族となっている。戦闘に関してはあまり積極的な性格ではなく、できれば平和的に物事を解決したいと考える傾向が強い。が、後述の通り正義感が強いので自分の力が必要であると思った時は自ら戦いに赴いている。一時は死を覚悟するという潔い面も見せたこともある。また、サイヤ人編では、師匠のピッコロがナッパからの攻撃から悟飯を庇って死ぬ直前に逃げろと言ったにも関わらず、逃げずにナッパに向けて全ての力を振り絞って魔閃光を放った。またアニメのナメック星編終盤では、悟空がフリーザに敗れたと思った際にサイヤ人の血を引く自分が地球へ戻ると、フリーザを地球へ呼び寄せる事になってしまうとブルマに別れを告げて戦いに向かうといった、自己犠牲的な行動も見せている。

前述の通り、5歳でピッコロから貰った服と全く同じものを自分で作った事がある。アニメでは、4歳という幼さで自分で図面を書いたり木を切っていかだを作ったりする才能も見せるなどの描写もある。

好物は中華まん

性格

幼少・少年期

幼少から邪気の全くない性格で筋斗雲にも乗れ、素直な面と正義感の強さは両親によく似た性格と言える。生き物好きで極力その命を奪ったり大きなケガを負わせないようにする心優しさが感じられる描写もある。父親の悟空同様、異星人や動物など、誰とでもすぐに仲良くなれる。父を尊敬し、「悟空の子供」という事で自分を奮い立たせている場面もある(ナメック星でのリクーム戦での発言など)。しかし悟空とは違って好戦的な性格ではなく、戦いを好まない温厚で大人しい性格であり、セルにさえも最初は説得を試みている。そのため、幼少期・少年期は実力はあっても戦闘には消極的な時もあった。ただし、アニメでは当初逃げ回っていた恐竜や豹を追い掛け回したりするなど、やんちゃな一面も見せている。また、親友であり弟分でもあるデンデと会話する時はどこか生き生きとした表情で、アニメなどでは心底楽しそうに遊んでいる様子も描かれている。だが、超サイヤ人2に変身すると好戦的な口調、性格になり、調子に乗ってセルをいたぶる[8]などサイヤ人的な気質が出てきていた。この時は、悟飯の変貌ぶりに悟空とピッコロは困惑し、ベジータも恐怖を感じ、震えていた程である。

チチの教育によりとても礼儀正しく、悟空が初めて悟飯を連れてカメハウスを訪問した際には、ブルマが「孫くんの子にしては礼儀正しいわね」と発言したほど。アニメの食事場面ではサイヤ人の特性で大食いであるものの、悟空と比べると食べ方が綺麗な場合が多い。また、ピッコロに「さっさと上着を脱げ」と言われた時にも服をきちんとたたんでいる辺り、チチのしつけが行き届いている事がうかがえる。祖父と両親(言語習得期に身の回りにいた全ての人物)が訛っているのに対し標準語で、目上の人はもちろん父親の悟空にも敬語で話している時が多い。他のZ戦士に対しては、ベジータに対してのみ、ナメック星編までは敵だった事もあって呼び捨てにして敬語を使う事はなかったが、人造人間編以降はさん付けで敬語を使っている。この辺り、ベジータのことも仲間として見るようになった事が窺える。クリリンに対しても敬語を使っているが、幾分かは砕けた感じで話している。クリリンは当初、悟飯が幼年期の間などはまだ子供だからと丁寧に扱っている節があったが、その後は悟飯の事を弟分として扱っている。子供同士の親友であるデンデに対しては目下なので呼び捨てで敬語も使わない、兄のような立場にある。デンデに対しては敬語を使わなくても済む事も含めて気がねないやりとりができるようであり、クリリンと共に彼の兄弟分として親密な仲になっている。

また、アニメでは虫などを追いかけたり、劇場版などではハイヤードラゴンの背中にまたがっていっしょに遊んだりするなど、動物などと戯れることも大好きなようである。

一方で、仲間が死傷すると激しく怒り、悟空以上の力を発揮することがあり、純粋サイヤ人以上の潜在能力を秘めている。そのことをセル編では本人も自覚していた。当初は幼い子供らしく敵に怯えていたばかりだったが、師匠であるピッコロが自分を庇って死んだ時を境に、敵から怯えて逃げる事はなくなり、むしろ自分から積極的に向かっていく事が増えた。ナメック星では、クリリンが制止したにも関わらず、ドドリアに殺されそうになったデンデを、自らの危険も省みずに助けに行っていた。

悟空に比べるとマシではあるが、母チチには頭が上がらない。ナメック星編終了時には宿題をやっていなかったため、怒られてしまうと落ち込んだ。青年時代にはチチに天下一武道会への出場を恐る恐る伝えている(この時、チチは牛魔王の財産がなくなりかけていたためあっさり了承した)。ただし、ナメック星編では悟飯がナメック星へ行ってピッコロをこの手で生き返らせたいとの旨を伝えた際、チチが頑なに反対し、その迫力で悟空や亀仙人達がおされる中、最後は「うるさい」と怒って黙らせ、劇場版でもチチが勉強優先で悟空を助けに行こうとするのを反対した時に「お父さんの命と勉強と、どっちが大切なの?」と反論していた。

青年期以降

青年期は自分の戦力が必要ならば積極的に参戦しているが、ビーデルが天下一武道会参加の話をした時に「そういうのは興味ない」と発言したり、プレイステーション・ポータブル専用のゲームソフトドラゴンボールZ 真武道会』では、「正直、戦うのは好きじゃないが皆を守るためなら頑張れる」という旨を話す場面があり、やはり戦いは好まない様子である。悟空やベジータの様に強さを追求する事には関心が無く、修行をするのは強敵の出現等、必要に駆られた時のみ。そのため、平和な時期が続くと勉強優先で武道家としての修行はしなくなる。だが、ゲームでは勉強の気分転換やコミュニケーションとしての手段として自ら悟空やピッコロと組み手をしており、劇場版「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」や悟天との修行、天下一武道会参加時は楽しんでいるような描写があるので、武道そのものは体を動かすためのスポーツや、大会レベルなら好きなようである。また、武道会参加を決める時に「どうせ出るなら優勝したい」と考えたり、悟天やトランクスの超サイヤ人化を知った時に追い抜かれる可能性で焦ったりと、意外と負けず嫌いな部分もある。チチの教育もあって結婚後は子供の頃からの夢である学者になることができた。また、アニメのオリジナルエピソードでは、青年期にも幼少期同様に恐竜を可愛がっている話がある。このため、パオズ山という自然の豊富な環境が悟飯に自然への興味を持たせ、自発的に学者になりたいという気持ちを育んでいったとも考えられる。学者になった後は修行はしておらず、この時に行われた天下一武道会には武術を習得しているサイヤ人(悟空・ベジータ・悟飯・悟天・トランクス・パン)の中で唯一出場していない。悟空も悟天には修行をつけたり強制的に武道会に参加させているのに対し、悟飯には全く言及していない点を見ると、父として息子の生き方を尊重しているようだ[9]。また、師匠に当たるピッコロに関しても、元々悟飯が学者になる事を容認している(悟飯を鍛えようとした際に「サイヤ人を倒した後で(学者に)なればいい」と発言している)ため、特に問題は起こっていない[10]

青年期は悟天と年下の(現代)トランクスや親友のデンデ、及びガールフレンドのビーデルには砕けた口調で話す時がある。また、正体を知る前のキビトには「あんた」、スポポビッチには「貴様」「お前」、劇場版で戦ったブロリーに激怒した時は「コノヤロー!」と言うようになり、悪人や正体不明の相手に対しては同年代の青年と同じく乱雑になる時がある。また、ゲーム上での攻撃時ボイスの中には「このヤロー!(青年期)」や「くたばれ!!(未来)」などもあり、成長とともに性格の細部も微妙に変化していることがわかる(これらのボイスは変身形態とは無関係に使用されている)。また、悟空と違い「倒す」ではなく「殺す」と発言している場面も稀にある。

面倒見がよく、デンデや悟天にトランクスと年下の者にはとても慕われており、鬱陶しく思っていたビーデルにも丁寧に気のコントロールや舞空術を教えている。劇場版では(少年期に)動物や、奴隷にされていた異星人の世話をしている場面もある。典型的な『お兄ちゃん』気質ともいえる。

純粋で素直な面は変わらず子供時代同様に筋斗雲に乗れる。基本的には真面目で堅実で正義感が強く、おっとりとした優等生タイプだが、センスの悪いコスプレを好むなど、天然ボケな面ではある意味両親以上といえる。父親同様、母であるチチ、ブルマやビーデルなど気の強い女性には頭が上がらなかったり、簡単な誘導尋問に引っかかる時も。ブルマ曰く「しっかりしているように見えて、お父さんの血を継いでいる」。だが、悟空と共に行動している時は悟空のマイペースな言動をたしなめたり、アニメでは無茶をした悟天をアメとムチを使い分けて面倒を見る等しっかり者な長男の面もあり、結婚後は野沢の演技もあり悟空よりも落ち着いた大人になっている。

魔人ブウ撃破後のストーリーにあたる劇場版『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、胡散臭い老人の話をあっさり信じるなど天然ボケな部分は健在だが、戦闘で潜在能力を開放すると目つきなど雰囲気が変わり、冷静沈着になる(アルティメット悟飯)。

ピッコロとの師弟関係

その性格の良さがピッコロを悪の大魔王から地球を守る戦士へと変える一つの要因となっており、悟飯をかばって死ぬ際、悟空たち親子のせいで甘さが移ったことを涙して語る場面がそれを裏付けている。ピッコロにとって悟飯はまともに(おそらく日常的な)会話をしてくれた初めての人間だったようだ。悟飯もピッコロを師として心の底から尊敬し、慕っている。自らピッコロと同じデザインの服を作って着用し、劇場版『この世で一番強いヤツ』では、『ピッコロさんだ~いすき』などと言う歌を夢の中で歌うシーンがあり、師匠への好感度を最大限にアピールしている。ちなみに、悟飯はアニメの予告編でも、「ピッコロさん大好き」と言っている。(界王星へピッコロ達が到着する回の予告編)。

人造人間編では、悟空が心臓病に侵されており、尚且つ19号に気を吸い取られて命も危ない場面に遭遇していながら、20号のビーム攻撃に身体を貫通されたピッコロの方を必死になって助けに行った事もある(この時のピッコロは実際にはやられている演技をしているだけだった)他、セルに腹部を気功波で打ち抜かれた時は、取り乱して助けに行こうとした事がある(その直後に悟空に止められ「行ってもセルには勝てない」と論され、四つん這いになって泣き崩れた)。精神と時の部屋から超サイヤ人になって出てきた悟飯を見て、ピッコロは「見違えた」と感嘆の気持ちを見せていた。またこの時、悟飯はピッコロと同じ服が欲しいとの旨を述べるなど、幼年期に比べるとピッコロに対しても気兼ねない態度がとれるようになっていた(ピッコロは喜んで同デザインの服をプレゼントしている)。悟飯はこれまでにもピッコロと同じ魔族服は好んで着用し、前述の劇場版『この世で一番強いヤツ』でもピッコロと同じマントを身に着けていたことはあったが、ピッコロから肩パッドとマント付きの魔族服をプレゼントされたのはこの時が初めて[11]。この、超サイヤ人になって金髪になった少年悟飯はさまざまな時期の中でも人気が非常に高いが、それに伴って師匠と揃いのマントを身に着けた悟飯も、超サイヤ人のビジュアルも手伝ってか人気があるようである。

実力がピッコロを超えてからも、セルゲーム終了後に天界で暮らすというピッコロに遊びに来てもいいかと尋ねた際に、ピッコロが「勿論だ」と答えた時は喜んでいた。青年時に参加した天下一武道会で、キビトに観客の前で超サイヤ人になるように言われた時は正体がばれるからと拒否したが、ピッコロの呼びかけで変身を決意した。ピッコロも正体がばれたくない悟飯のために、中継のテレビカメラを壊したりと気遣っている。悟飯がブウに殺されたと思われていた時(実際には死んでいなかった)、あの世へ帰る前の悟空からは、「あいつ(悟飯)死んじまって一番残念なのは、おめえと会えねえ事だと思うぜ。」などとフォローもされている。また、SFC版のゲーム『超武闘伝』では、セルと闘う時に悟飯がまだ負けていない状態でピッコロが負けると、悟飯は「ピッコロさん!」と叫び、逆の場合だとピッコロが「悟飯!」と叫ぶ演出もある。実父の悟空が不在の時が多いので、悟飯にとってはピッコロが父親代わりだったともいえる。悟飯役の野沢は、悟空以外に好きなキャラクターにピッコロを挙げている。野沢はピッコロについて、「最初は凄く憎たらしくてキザで嫌な奴だと思っていたが、段々といい人になっていた」と語っている[12]

ビーデルとの恋愛

鳥山は恋愛を描くのが苦手と語るが、悟飯とビーデルに関しては下記にあるように徐々に惹かれあっていく様子が描かれていた。結婚したカップルで堅実に交際したような描写があるのは悟飯とビーデルのみである。

温厚で天然ボケで戦いを好まない悟飯に対し、恋人のビーデルは勘が鋭く勝気で好戦的と、性格は正反対ではあるが、両者とも真面目で正義感が強いため悪人や非道を見過ごせなかったり、互いの事になると赤面したりする純情な一面を持ち合わせていたり、自分の父を尊敬し『父の子供』である事を誇りに思っているので、根本的には似た者同士ともいえる。

グレートサイヤマンの正体を知るために付きまとわれていた時は、ビーデルの気の強さと勘の鋭さで苦手なタイプのようだったが、ブルマには「正義感が強くていい子」と話している。舞空術を教わるために押しかけられた時は、天下一武道会に向けた修行の妨げになるため困惑していたが、武道家としては「ただ者ではない」と実力を認めている。この頃は悟飯はビーデルを友人として見ているが、ビーデルは悟飯を異性として意識し始めており、悟飯が「髪を短くした方がいい」とアドバイスした時は異性として言われたと思い喜ぶが、悟飯は武道家としての意見だったためビーデルは激怒しつつもアドバイス通り髪を切った。しかし、悟飯はその理由を全く理解できず戸惑っていた。だが、悟飯も出会った当初はビーデルに丁寧な口調で話していたが、後に砕けた口調で話すようになる。この事から、当初はビーデルの方から悟飯に好感を持ったようではあるが、悟飯もビーデルに惹かれていった事が伺える。サタンが負けた時にビーデルがショックを受けないか聞いたり、ビーデルがセルゲームの真実を知った時に傷付けないようにと気遣っていた。スポポビッチ戦でビーデルが重症を負わされた時、周りが止めるのを聞かずに超サイヤ人化して止めに入ろうと飛び出し、ビーデルを自ら抱きかかえて介抱する。一回戦で悟飯が襲われた時は、逆にビーデルが止めに入ろうと飛び出していた(が、悟空に止められた)。

その後にビーデルがセルゲームの真実を知った事もあり、2人の信頼関係が強くなる。また、この頃にはビーデルは原作・アニメ共に悟飯への恋愛感情を自覚している。悟飯の方は、悟空が老界王神との取引(悟飯の潜在能力を引き出すかわりに女の胸を触らせる)でビーデルを利用しようとした際には、「冗談じゃない!」と激怒した。この辺りまでくると、悟飯もビーデルの事を恋人としてかなり意識しつつあることがわかる。(当初は『彼女』と言われるとその度に否定していたが、悟空がこの時に言った時は否定していなかった)なおこの後、ブルマが引き合いに出された時は悟空にセクハラだと抗議し、「宇宙は救えても自分がブルマに殺される」と考え困惑している。

アニメやゲームでの描写

アニメでは少年期にブルマに「お父さんと同じで、女心が分からなくて苦労するタイプ」と言われている。初デートの時に恋愛映画を見ていたが居眠りし相手を怒らせていたり、上記のビーデルの髪型にあるように、父親同様に女心には極めて鈍いことが伺える。原作では友人関係時に2人でいる所をクリリンにからかわれると少し照れながら否定するぐらいなのに対し、アニメでは同じ様にからかわれると激しく動揺したり、ビーデルと接触した時や彼女の言動で頬を染めながら見つめるなど、(無自覚な)恋心が現れており、ビーデルの容姿は「可愛い」と思っているようである。アニメのブウ編でビーデルの死を彼女の父サタンと話している時に、ドラゴンボールで生き返ると分かっていても複雑な表情を浮かべ、仲間達の元へ戻った時には真っ先にビーデルの所に行ったためチチが悔しがる場面があった。

ビーデルと共に登場した劇場版3作(『危険なふたり~』・『復活のフュージョン~』・『龍拳爆発~』)では上映順を追うごとに2人の親密度が増している。『危険なふたり~』ではビーデルは満身創痍でありながら悟飯を助けようとし、悟飯は気絶したビーデルを見て奮起した。が、強さは秘密なため、問い詰められ痴話喧嘩のようなやり取りをしトランクスに呆れられていた。『復活のフュージョン~』では(変な)ポーズを決めフリーザを倒す悟飯にビーデルが見とれている。『龍拳爆発~』では基本的に一緒に行動しており、仲間達といても隣同士にいる事が多く、ビーデルにセクハラをしようとした亀仙人から悟飯がかばったりとすでに付き合い始めているようである。悟飯はビーデルの強引さに振り回されがちで、ビーデルも悟飯の天然ボケに心底呆れたりするものの、勇者の正体について考える時に以心伝心のような場面もあり仲は良いようである。また、ヒルデガーンとの戦いでは悟飯のピンチに飛び出すビーデルと、気絶する直前にビーデルを心配する悟飯の姿がある。

一部のゲームではビーデルには『敵に吹っ飛ばされると悟飯がお姫様抱っこで助け、二人で反撃する』技がある。戦闘前の会話ではビーデルがグレートサイヤマンを「かっこいい」と誉めたり、グレートサイヤマンの必殺技では2人でハートを乱舞させたり、ブウ編後の話にあたる『ドラゴンボールZ 真武道会』では少年悟飯をビーデルが「可愛い」と抱きしめたり、ビーデルを避難させるために青年悟飯がわざわざお姫様抱っこしている。また、ビーデルが悟空のことを思わず「お父さん」と呼んで慌てて訂正したりと、付き合っているように描かれている。

ちなみに、アニメでは初デートの相手はビーデルではなくクラスメイトの他の女の子である。これは、グレートサイヤマンの正体をばらされると勘違いしたためであり、恋愛感情は全く無かった。

軌跡

幼年~少年時代

  • エイジ757 5月 - 誕生。
  • エイジ761 - 4歳
    • 悟空と共にカメハウスに遊びに来た所、父である孫悟空を懐柔するため地球に来襲した伯父であるサイヤ人ラディッツにより人質として捕らわれる。悟飯を奪還するためにピッコロと共同戦線を張った悟空だが、ラディッツの力はこの時点で地球最強であるはずの悟空とピッコロをも大きく上回るものであったため、苦戦を余儀なくされる。悟空が絶体絶命の危機に陥った瞬間に、ラディッツに対して激怒。その時悟飯は悟空(通常時)の約3倍の戦闘力(1307)を見せ、ラディッツに頭突きを食らわせ、大ダメージを与える。
    • ラディッツとの戦いの後、1年後にやってくるというラディッツ以上の脅威(ベジータ・ナッパ)に対抗するため、悟飯の秘めた力を見抜き、それに賭けたピッコロによって連れ去られ、半年間1人で生き抜け、と、見知らぬ未開の荒野に置き去りにされてしまう。
    • 当初は、ピッコロが影ながら助力するほどだったが、半年後には恐竜の尻尾を叩き切ってバーベキューにしてしまうほどの逞しさを身につけていた。機は熟したと判断したピッコロによって、悟飯は実践的な修行を受けるようになる。
    • 同時に、ピッコロの中に本人も気付いていない優しさがあることを知覚した悟飯は、ピッコロに対して尊敬と親愛の情を持つようになり、以後ピッコロを「ピッコロさん[2]と呼んだ。そしてこのことはピッコロ当人にも変化をもたらすことになる。
  • エイジ762 - 5歳
    • サイヤ人、ベジータナッパが襲来。ピッコロの目論みは外れ、仲間が次々と殺されていく中、悟飯は怯えて、何も出来ずに立ちすくむばかりであった。ナッパに殺されかけた際、身を呈して庇ったピッコロに助けられるが、ピッコロは死亡。その死に激怒した悟飯は単身ナッパに戦いを挑むが敵わず、悟空が駆けつけ九死に一生を得る。悟空の指示で一旦はクリリンと共に戦場を後にしたが、ベジータと交戦する悟空の危機を察知してクリリンと共に戦場に戻り、一度は避けられた元気玉を跳ね返したり大猿化して押しつぶしたりなど、ベジータを相手に善戦した。ベジータと亀仙人からは、「大したものだ」と言われた。ピッコロの死を経験したためか、この戦い以後、悟飯は戦いに怯える事はなくなった。
    • ピッコロら、サイヤ人との戦いで死んだ仲間を生き返らせるために、クリリンブルマとともにナメック星に向かうが、フリーザの一味やベジータとの邂逅により、ドラゴンボール集めどころではなくなる。この間、ナメック星人の子供のデンデを、ドドリアに殺されそうになる所を救出した結果友情を結び、その結果デンデにナメック星の最長老の家に紹介され、そこで潜在能力を引き出され大幅な戦闘力のアップを遂げる。
    • その後、ギニュー特戦隊の接近を察知し焦ったベジータと一時的な共闘関係を結び、グルドとリクーム、悟空の体を奪ったギニューと戦う。その後、ベジータが居眠りをしている隙を見て、デンデ・クリリンと共に7つのドラゴンボール全てを奪い、ナメック星の神龍・ポルンガを呼び出すことに成功、ピッコロを甦らせることに成功する。この時、ポルンガを呼び出して願いを伝える作業は、ナメック語を使用しなければならなかった為、デンデに依頼している。
    • しかし、ドラゴンボールにより不老不死となるという望みを断たれ、激怒したフリーザと戦うことになる。フリーザの攻撃でクリリンが死にかけた時に激怒して連続攻撃をし、フリーザに「ただのチビではないようだな」と言わせた。この闘いで、悟飯の師匠のピッコロが途中から闘いに加わりフリーザに闘いを挑むが、ベジータやクリリンが幾らなんでも勝てる訳ないだろうといった反応を見せる中、悟飯だけはピッコロに勝算があると信じていた(実際ピッコロに勝算はあったらしいが、フリーザが更なる変身をした事により敗れてしまう)。悟飯はここでも、ピッコロが攻撃されている時や親友のデンデが殺された時は激高し、フリーザに向かって行く描写が描かれている。悟飯自身に際立った活躍はなかったが、師匠のピッコロには「強くなったな悟飯、オレは嬉しいぜ…」と、闘いに関して初めて称賛されている。この闘いでも悟飯は、悟空らの死闘によりなんとか生き延び、地球に戻ることに成功する。この時、超サイヤ人となった悟空の姿を仲間の中で最初に目にしている。
    • アニメではこの後、悟空が地球から戻って来るまでの間、ガーリックJr.編に突入する。劇場版『ドラゴンボールZ』のボスキャラであったガーリックJrが再び地球を支配する事を目論み、それに悟飯がピッコロやクリリンと共に立ち向かう内容である。この辺りでも悟飯は、クリリンがガーリックJrの手下に倒され意識を失うと逆上して手下2人を一撃で倒した後すぐさまクリリンの元へ駆け寄ったり、パワーダウンしたピッコロがガーリックJrに襲われているのを見るとピッコロを庇うようにして仁王立ちになるなど、相変わらず師匠や兄貴分思いな所を見せている。最後は、ガーリックJrが生み出した魔凶星を悟飯が破壊し、劇場版同様ガーリックJrをデッド・ゾーンに封印し、再び平和を取り戻した。
  • エイジ763-766 - 6歳~9歳。人造人間との戦いに向け、孫悟空・ピッコロと共に修行を積む。
  • エイジ766 - 9~10歳
    • 人造人間たちとの戦いに臨むが、序盤はヤジロベーの救助やブルマ達の運搬や、20号にエネルギーを吸い取られていたピッコロを助けた他はほとんど戦闘に参加しなかった。セルを倒す為に精神と時の部屋で悟空とともに修行。その中で超サイヤ人化が可能(原作では仲間が殺される所を想像していなったが、アニメでは無力で甘えていた自分への憤りで変身している)となり、悟空と共に日常的に、かつ顔つきも性格も穏やかなままで超サイヤ人の状態を維持できるようになった。
    • ピッコロが神様と同化してしまったため地球のドラゴンボールが消滅してしまったが、新しい神様として悟空がデンデをナメック星人の新しい星から連れてきたことでデンデと再会。デンデが地球に憧れていた理由として、新たな最長老のムーリが言うには「悟飯くんやクリリンさんと会いたいから」とのこと。
    • 完全体セルとの戦いの中では人造人間16号を破壊された事がきっかけで、悲しみと怒りが限界を超えて、超サイヤ人2に変化した。
    • 超サイヤ人2に覚醒後の悟飯は、それまでの温厚で優しい性格とはうって変わって、超好戦的な性格になってしまい、いつもの温厚な悟飯とはかけ離れた言動を見せ、悟空やピッコロも唖然としていた。特に悟空は息子の変貌にはげしく動揺していた。悟飯が調子に乗ってなかなかセルにトドメを刺さずに痛め続けた[13]結果、人造人間18号がセルから開放され、これにより第2形態の姿に戻ったセルは地球もろとも自爆しようとするが、セルの自爆から地球を守るために悟空が命を落とすことになる。その後、再生能力によりパワーアップしたセルに挑もうとするが、先にセルに向かったベジータを庇ってかなりのダメージを受け、さらに左腕を負傷、戦意を喪失する。しかし悟空の励ましを受け、やれるだけやろうと決意し、セルと壮絶なかめはめ波の応酬を繰り広げ、ベジータとあの世の悟空の助力もあってセルを完全に消滅させる(アニメではピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯も援護している)。主人公の悟空以外でボス級のキャラをほぼ1人で撃破するのは、後にも先にもこの時の悟飯のみである(悟空に関しては共にかめはめ波を撃ったビジュアルはあるものの、実際に物理的な援護があったかどうかは不明)。これ以後しばらくは、悟飯が一時的に主人公となる。

青年期以後

  • 身長:176cm 体重:61kg(共に20歳時) 趣味:読書、釣り、研究
  • エイジ774 - 17歳
    • 近くに学校が無かったため、それまでの勉強は自宅での通信教育だったが、チチの意向でサタンシティにあるオレンジスターハイスクールに通い、ミスター・サタンの娘であるビーデルらの同級生として、生まれて初めての学生生活を営む。チチやブルマに正体がばれると大騒ぎになると言われていたため、本人は至って普通の学生生活を送ろうと務めたが、所々で無意識に地球最強の力を発揮、不審に思ったビーデルにマークされるようになる。また、サタンシティで暴漢を見かけた際、正体がばれぬようにと超サイヤ人化した状態で事件を解決、その姿から「金色の戦士」と噂されるようになった。
    • 髪の色が変わっただけではばれるのは時間の問題と考え、ブルマに頼み変身グッズを製作して貰い、以後は正義のヒーロー「グレートサイヤマン」[14]として悪事を解決。アニメではグレートサイヤマンは町のヒーローとして市民から絶大な支持を受け、さらに映画も製作されているが、ポーズは不評である。
    • しかし、ビーデルに正体がばれ、ビーデルの要求を受け天下一武道会に出場し、弟の悟天と共に舞空術の稽古をつける事となった。原作ではかなり早い段階で正体がばれたが、アニメでは何度か対立(ビーデルが一方的につっかかっている場合が多い)と協力をしていた。が、変身していても声を変えていないために怪しまれ、悟飯が簡単な誘導尋問にひっかかって正体がばれた。
    • その後開催された第25回天下一武道会に、「グレートサイヤマン」として出場し(大会規約の都合で、頭部の変装を当初のヘルメットからバンダナとサングラスに変更。その後もアニメで変身の際はそのスタイルになる)予選を通過。しかし、1回戦直前から変装が不十分なものになっていたため、観戦していたクラスメイトにばれてしまう。1回戦の相手のキビトに超サイヤ人に変身するように頼まれ、ピッコロが同意したのもあり大勢の観客の前で変身(青年期に超サイヤ人2に変身したのはこの時のみ)するが、ヤムーとスポポビッチに襲われエネルギーを吸い取られてしまう。同時に魔導師バビディ魔人ブウとの戦いに巻き込まれることとなる。
    • セルとの戦い以後は修行を天下一武道会直前にしかしなかった事もあり、実力がセル戦時よりも衰え、バビディの配下であるダーブラに苦戦。ベジータに「ガキの頃の方が強かったぐらいだ」と言われてしまい、復活した魔人ブウとの戦いにも敗れ去ってしまった。瀕死となっていたところを界王神に救われ、Zソードを抜いて15代前の界王神を甦らせる。その後、老界王神に潜在能力を限界以上に開放してもらい、再び作品中最強クラスの力を得る。悟天の発言から、超サイヤ人3のゴテンクスをも上回るようである。作中では一見、大した変化がないにも関らず、超サイヤ人を遥かに超える高い戦闘能力を示していた事や、老界王神より「超サイヤ人は邪道」と言われた事から(悟空は「体に負担がかかる」とも言われている)、これ以降、超サイヤ人化するシーンは無い。基本的な外観に変化は無いが、従来の悟空、悟天と同じ目つきから、超サイヤ人の時の様な鋭い目つきに変化しており、頭髪も超サイヤ人の時の様に逆立ち、ツヤとハリのある毛束になってはいるものの、色は目も髪も平常時と同じ黒いままである。原作でもアニメでも、この老界王神に潜在能力を開放された状態に明確な名称が与えられていなく、解放直後に悟飯が老界王神に「どうやったらその最強の戦士になれるんですか」と発言したのみであったが、他の形態との差別化の為、一部書籍では「アルティメット悟飯」、ゲームでは「最強戦士」(「偉大なるドラゴンボール伝説」)、「最強の戦士」(「伝説の超戦士たち」)、「真の力の解放」(「舞空烈戦」)、「老界王神の潜在能力解放」(PS2などの「Z」シリーズ)、「アルティメット悟飯」(「Sparking!」シリーズ)などとされている。
    • また、それまでの一人称は「ボク」で言葉遣いも礼儀正しいものであったが、戦闘中のみではあるが一変して「オレ」と言うようになり、「けっ、そういうことか」「~だったのによ」「貴様を殺す」等の粗野で荒っぽい言葉使いを用いるようになる。恐らく、それは老界王神によって力が覚醒された事にも影響があると思われる。(アニメでは一人称は「オレ」であるが、ゲームのボイスでは「ボク」になっている事もある)。ピッコロはこの悟飯を見て、「以前とは気の種類が違い、甘さも消えている」と表現している。また、少年期や天下一武道会前の修行の時の胴着はピッコロと同じ紫(あるいは紺色)だったが、この時に「お父さんと同じ胴着で戦いたい」とキビトに願い、以降は悟空と同じ山吹色の胴着になる(リバイバルブーム後のグッズでは、稀に劇場版のように山吹色の胴着を着て超サイヤ人になっているイラストがある)。
    • 再び魔人ブウと対峙し今度は見事圧倒するが、ゴテンクスピッコロを吸収したブウに追い詰められ、さらには自身もブウに吸収されてしまう。一旦は悟空らに体内から救出されるが、地球の消滅と共に死亡(初めての死)。その後はドラゴンボールによって生き返り、悟空の元気玉に協力した。天下一武道会で超サイヤ人に変身する時に「学校は諦めるか」と発言していたが、ブウ撃破後にあたる劇場版『龍拳爆発~』では通学している。が、クラスメイトにはグレートサイヤマンの正体はばれているようだった。
  • エイジ780 - 23歳。結婚したビーデルとの間にパンを授かる。
  • エイジ784 - 27歳。この時点で幼い頃からの夢だった学者となっており、眼鏡をかけている。すでに戦いからは遠ざかっていた。アニメでは実家に隣接する一戸建てで親子3人で生活している。形は悟空の家と似ているが、色が異なり一回り大きい。リビングには結婚式の写真が飾られており、天下一武道会での観戦の様子やパンとのやり取りを見ると家族仲は良好のようである。

別次元における孫悟飯

未来から来たトランクスがいた世界では、悟空のように強くなりたいとの思いから、同じ武道着をまとっており(中の青いシャツは悟空のとは違い肘の辺りまである)、左胸と背中のマークは「飯」となっている。頬と額に傷跡がある。原作では本気を出した17号に殺されているが、アニメでは左手を失うというアクシデントに見舞われたり、17号・18号の2人がかりという状況にもかかわらず両者を相手取り互角以上に戦っている。

原作の番外編にアニメオリジナルを加えた形になったTVSP『絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』では、本編の悟飯と比べると厳しさが増し、一人称も「オレ」になっている。

  • エイジ764(7歳) - 新種の心臓病に侵された父・孫悟空を失う(アニメでの設定では、エイジ767に悟空が死亡)。
  • エイジ767(10歳) - 人造人間17号18号によってピッコロら仲間を全員殺され、このことを思い出していた際、超サイヤ人に覚醒したと発言(これはアニメでの設定。原作には無い台詞と描写)。
  • エイジ779(22歳) - 人造人間との戦いで、最後の仙豆を重傷を負ったトランクスに使ってしまう(これはアニメでの設定。原作には無い台詞と描写)。原作で悟飯は人造人間との戦いで左腕を失ったが、仙豆が無いから腕は元に戻らなかったと説明されている。
  • エイジ780(23歳) - 人造人間との戦いで死亡、トランクスの超サイヤ人覚醒のきっかけとなる(これはアニメでの設定。原作では悟飯が存命のうちに既に覚醒済)。この戦いにトランクスも参加しようとしたが、将来人造人間を倒すことが出来る可能性がある彼を悟飯は参加させず単身人造人間に戦いを挑んだ。

ゲームでは、父の死後再びピッコロに師事していたという設定で必殺技に魔貫光殺砲がラインナップされている。また、ゲームでは倫理上の問題か、左腕が健在である(ただし、左腕をほとんど使わずに戦う)。原作で悲劇の死を遂げた事から、ゲームでは生まれる事のなかった弟である悟天や別の未来のトランクスに「一目会えただけでも良かった」「幸せに暮らすんだぞ」と発言し、全ての元凶と言えるドクター・ゲロには激しい怒りを見せた。なお、現代の青年悟飯とグレートサイヤマンに対しては「人造人間さえいなければ、別の道へ進めたのかも」と発言する[15]

未来トランクスが17号と18号、セルを倒す事に成功した未来世界の後の物語が描かれた「真武道会2」では紆余曲折を経て、生き返る事に成功し、生前に失った左腕も復活した。未来トランクスや青年悟飯らと共に新たな脅威に立ち向かう事になる。とあるイベントを経て、超サイヤ人2への変身と老界王神による潜在能力解放を行うことが可能となった。

多くのドラゴンボールを題材にしたゲームが発売されているにも関わらず、未来世界の悟飯が登場した作品はドラゴンボールZ 真武道会2ドラゴンボールZ Sparking!METEORのたった2作品しかない。ドラゴンボールZ Sparking!NEOでは未来編を題材にしたシナリオがあるが、当人は登場しないため現代の青年悟飯が代役をしている。

劇場版

ドラゴンボールZ オラの悟飯をかえせッ!!」ではガーリックJr.一味にさらわれるが、秘められた潜在能力で、神龍の力で不死を手に入れたガーリックJr.を異空間に閉じ込める。

ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ」ではチチに止められたにも関わらず、Dr.ウィロー一味と闘っている悟空の元へ向かう。 この劇場版では、悟飯は勉強中に居眠りをして、その夢の中で「ピッコロさんだ~いすき」と歌っているが、前作では全く面識のなかったピッコロを、この時点で既に強く慕っている。悟飯の見ている夢の中では、最後に師匠であるピッコロが自分をかばって死ぬナッパ戦の場面が映し出されているが、悟飯が「ピッコロさん大好き」な大きな理由の一つが表現されているシーンだと言える。

ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」ではターレスに大猿に変身させられ、悟空やピッコロを襲うが、ハイヤードラゴンを見て大猿のまま穏やかさを取り戻し、悟空を安堵させる。変身が解けた際、悟空に地球の守りを託す。

ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空」では、メダマッチャと戦うが敗れる。その後ナメック星人の弱点である口笛を吹いてスラッグを怯ませ、ピッコロが悟空にエネルギーを託すことに成功させた。

ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強」では、負傷した悟空を助けるため、ハイヤードラゴンに乗ってカリン塔に仙豆を取りに行く。

ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」では、ピッコロ、クリリンとともに、メタルクウラ配下のロボット兵たちを相手に奮戦する。

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」では、超サイヤ人として劇場版初登場。ブロリーに「カカロットの息子」と強く印象に残されたからか、悟空と同じくらい狙われた。

ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」では自分の不甲斐無さへの怒りで、超サイヤ人2への変身を劇場版初披露。ベジータやトランクス、ピッコロらが太刀打ちできなかったボージャック一味を実質一人で倒す。セルゲームで悟空が亡くなってから間もないためか、それまでのピッコロと同じ胴着ではなく、悟空と同じ山吹色の胴着・ブーツを着用している。

ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」では7年前に死んだ父・悟空に代わり伝説の伝説の超サイヤ人ブロリーと再び闘う。一騎討ちではパワーアップしたブロリーに苦戦を強いられるも、ドラゴンボールによる奇跡が実現した三大親子かめはめ波でブロリーを倒す。

ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」では、あの世から復活した悪者をビーデルと共に退治し、復活したフリーザを一撃で倒している。作品の目玉があの世にいる悟空とベジータのフュージョンであるため、この世側の悟飯たちの登場場面は少ない。

ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」では、老界王神による潜在能力解放状態(アルティメット悟飯)を劇場版初披露。超サイヤ人になることなく、下半身のみの状態のヒルデガーンを圧倒する。常時は悟空・悟天と同じ顔つきだが、戦闘になると上記にあったような、色は普段と同じ黒いままだが超サイヤ人と同じ様な目つき、ツヤとハリのある逆立った頭髪になり戦闘を行う。終盤は悟空と同じ胴着を着用している。

ドラゴンボールGT

  • エイジ789 - 32歳。真面目で堅実な父親として成長。悟空とベジータがブウ戦以降も総合的にレベルアップを果たしたのに比べ、脇役的な立場に留まった。究極のドラゴンボールで悟空が小さくなり、共に宇宙行きを決意するが、ベジータの案で悟天とトランクスが行くことになり断念。
  • エイジ790 - 33歳。悟天に寄生したベビーに体を乗っ取られ、ピッコロや帰ってきた悟空を攻撃、さらには娘のパンをも殺そうとした。洗脳が解けた後はパンとサタンのピンチを救う。地球崩壊時にはテレパシーでピッコロと涙ながらに最後の別れを交わした。その後、超17号や超一星龍との戦いに参加し、悟空をサポートする。
    • 原作や「ドラゴンボールZ」では準主役であったが、今作品ではサブキャラクター扱いとなっている。超17号編では復活したリルド将軍に苦戦し、闘いから引退するような発言もしたが、その後の超一星龍戦ではZ時代の悟空と同じ道着を着て(左胸と背中に「悟」という字が入っている)悟空の危機に駆けつけ、悟天らと共に最終決戦に参加した。今作での戦闘時にはなぜか原作や「Z」の後半における最強形態、老界王神による潜在能力解放状態(アルティメット悟飯)ではなく大抵、超サイヤ人で戦闘している。なお、ベビーの発言によれば、今作でも悟天よりは戦闘力が上らしい。
    • 一人称は、また「ボク」に戻っているが、戦闘時や、年下の悟天やトランクスと話す時には、「オレ」になる事もしばしばある。

悟飯の技

原則として悟飯が本編等で直接見せた技を解説する。

魔閃光(ませんこう)
ピッコロとの修行を経た悟飯が最初に放った技。両手を額に翳し、掌から気を放出する。劇場版ではピッコロも使用している。
原作では名前を言って使ったシーンは一度しかない。ナッパ戦でピッコロが自分をかばって死亡した直後に、悟飯が怒りと共にナッパに向けて撃ったシーンである(戦闘力が大幅に上昇する程の怒りだったが、ナッパには弾き飛ばされてしまった)。アニメでは原作に比べると比較的多用しており、偽ナメック星で猛毒の沼から脱出する際や未来から来たトランクスの回想シーンの中で未来の悟飯が使用していたりもする。また映画では度々登場し、トランクスと一緒に使った事もある。
魔閃弾(ませんだん)
名前はゲームより。野球の投球フォームのような構えから、エネルギー弾を片手で投げる技。
かめはめ波
元々は亀仙人が開発した技。セルゲームでは、セルと壮絶な撃ち合いを見せる。なお、初使用時は気を溜める動作を行わず、直接放っている。セル戦では叱咤する悟空の魂と共にこれを放ち、勝利している。この時は左手を負傷していた為、右手のみで撃っている。
原作で始めて使用したのはセル戦だが、アニメ版『ドラゴンボールZ』でのみベジータ戦にて構え方は魔閃光にも関わらず技名を「かめはめ波!」と叫んで使用した場面がある。このシーンは原作では技名を発しておらず、『ドラゴンボール改』では「魔閃光」と発して撃っていた為、ただかめはめ波を魔閃光のポーズで撃っていただけなのか、単純に製作側のミスなのかは不明。
舞空術(ぶくうじゅつ)
全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する技。元々は鶴仙流独自の技だったが、その後殆どの戦士が体得している。
シールド/爆魔障壁(ばくましょうへき)
アニメオリジナル。ガーリックJr.のデッドゾーンを防御するために使い、とどめにも使用した攻防一体の技。劇場版ではブロリーから悟天、トランクス、ビーデルらを守る際に使い、TVスペシャルでは未来の悟飯も使用している姿が確認できる。
爆力魔閃(ばくりきません)
青年期に使用。名前はゲームより。構えが魔閃光と同じだが、エネルギー波が広く拡散する。
バーニングアタック
未来世界専用。トランクスの技と同一。登場はゲームのみ。
魔貫光殺砲(まかんこうさっぽう)
未来世界専用。ピッコロの技と同一。登場はゲームのみ。ピッコロのものよりも若干燃費が良くなっている。
激烈魔閃(げきれつません)
未来世界専用。登場はゲームのみ。片手から圧縮したエネルギー弾を放つ。
ゼットソード
ゲーム版のみの登場。界王神界に伝わる超重量の聖剣「ゼットソード」を振り下ろした際に発生する衝撃波で攻撃する。

戦闘力

作中や書籍などで示された悟飯の戦闘力。怒りにより戦闘力が激しく上昇することが多い。

ラディッツ戦:1~710~1307
原作17巻のラディッツのスカウターが計測。その時の感情により戦闘力が大きく変化している。
ナッパ・ベジータ戦:981or1083~2800
ピッコロとの修行により気のコントロールが可能に。原作18巻にてナッパのスカウターが計測(アニメでは981で確定)。2800はピッコロを殺された怒りで魔閃光を使った時の数値である。
フリーザ軍下級兵士戦:1500程度
ザーボンのスカウターが計測。
ギニュー特戦隊~フリーザ戦:14000~
ナメック星の最長老により眠っている潜在能力を開放した悟飯。『大全集7巻』での数値。TVアニメ(Z)では、魔閃光を放つ時、戦闘力は一瞬2万を超えた。その後23000のギニューと互角に闘い、フリーザとの闘いでは一時ではあるが怒りでフリーザを圧倒している。
フリーザ戦:20万~?
対フリーザ平常時の数字、しかも潜在戦闘数字はこれを遥かに上回る。この数字は旧『Vジャンプ』第1号(平成2年12月12日号)誌上で発表されている。

人造人間編以降は本編中、戦闘力自体が出てこなくなったので、正確な数値は不明。人造人間戦に向け悟空、ピッコロと3年間修行するが、人造人間編序盤は主戦力ではなく、悟空達のサポートに回る事が多かった。だが後半、悟空と共に精神と時の部屋で修行後は、超サイヤ人に覚醒。しかも超サイヤ人状態で肉体に負担をかけず平常心を保つ事に成功している。セルゲーム時にはセルによる人造人間16号の破壊をきっかけに、潜在能力を開放して超サイヤ人2に覚醒。この時、悟空をも超える最強の戦士にもなった。だが魔人ブウ編の序盤は平和な高校生活で体が鈍っており、セル戦時の様な爆発的な潜在能力を引き出せずにいたが、魔人ブウ敗戦後、界王神界でゼットソードによる修行、老界王神により潜在能力を限界以上まで開放してもらい(アルティメット悟飯)再び最強クラスの実力を手にいれ、作品終盤まで高い戦闘力を示した。

孫悟空の家系図

 
 
 
 
 
バーダック
 
牛魔王
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ラディッツ
 
孫悟空
 
チチ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
孫悟天
 
ミスター・サタン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
孫悟飯
 
 
 
 
 
ビーデル
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
悟空Jr.

補足

登場時から孫悟空らを凌ぐ潜在能力を見せ、人造人間編以降は一時主人公格として活躍を見せた。孫親子3人の中で、本格的な戦闘に初参加した年齢は悟飯が最年少である(ベジータ・フリーザ戦で5歳、悟空は連載開始時で12歳、悟天は初登場・魔人ブウ戦で7歳)。悟空はセルと戦わせる時に自分と悟飯を比べ「オラが同じ(年齢)くらいの時は、全然たいした事なかった」と言っている。ベジータも「サイヤ人と地球人との間に子どもが生まれると、強力な雑種が出来る」と考えていた。

ジャンプの人造人間編の人気投票で1位を飾った。

悟空の声を担当していた野沢雅子は息子である悟飯も演じる事を「Z」1話のアフレコをするまで知らされていなかったと言う。その為、悟空の子供が登場すると聞いた時に野沢は「誰が担当するのだろう?」と思ったという。キャスティングの理由は「悟空の息子だから」だったらしい。野沢は「育ちが違うから」と、子供時代でも悟空と悟飯の声や演技を変えている(弟の悟天も同様)。

顔は父悟空と瓜二つだが、サイヤ人の特性で髪型が一貫している父とは違い、幾度となく髪型が変わっている。高校生になると身長や体格が悟空とほぼ同じになり、悟空がサイヤ人の特性でほとんど老化しないこともあり髪型以外はそっくりになっている。人造人間編での10歳時での身長はクリリンより少し低いくらいで、場面によってはほとんど同じ時もあり、悟空やクリリンと比べると背が伸びる時期は早かったようである。

主要キャラの中で唯一学園生活が描かれている(ブルマとヤムチャも学校に通っていたが、学校内の様子は描かれていない)。ビーデル役の皆口裕子は印象に残っている話として「『ドラゴンボール』の世界で学園物が面白かった」からと、ビーデル初登場=悟飯の高校編入をあげている。

サイヤ人と地球人のハーフで尻尾が生えているのは悟飯だけである(トランクスは赤ん坊のトランクスと初めて対面したクリリンが「この子の尻尾は?切っちゃったんすか?」と発言している)。また、劇場版で大猿化したのは悟空やベジータも含めても悟飯だけで、ゲームで大猿化するのも悟空やベジータに比べて多い。

海外の翻訳版では、人造人間編で、悟空の「おまえの番だぞ、悟飯!」というセリフにミスター・サタンらが食事の「ご飯」と聞き違える場面では必ず注釈が挿入される。

鳥山は「主人公として力不足」と称している。「悟飯を主役にするつもりだったけど、乗れなかった。悟空と比べると、やっぱり役者不足かな」と語っていた[16]。登場時より悟空を凌ぐ潜在能力の片鱗を見せ、セル編終盤以降は主人公格として登場するも、あまり決定的な見せ場は描かれなかった。また、本人の性格や夢(学者)と反して戦いに巻き込まれたり、マイペースな父に振り回されているシーンなどが多く、鳥山曰く「悟飯はつらかったでしょうね。お父さんと違って、戦うのが本当に嫌なんだろうなぁ」と、思いながら描いていたという。鳥山・野沢・アニメでシリーズ構成を担当した小山の対談では、3人とも「悟飯はいろいろと災難だった」という旨を語っていた。

デンデとは幼少期における唯一の子供同士の友達となったわけだが、アニメなどでは一時的にではあるものの、ピゲロやロム達と共に過ごしたりしている。また、父親の親友であるクリリンとも、サイヤ人戦やナメック星で共に協力し合い、セル編では18号のことを巡って軽いスキンシップを図ったり、ブウ編ではビーデルとの関係をクリリンが誰よりもからかったりと、親密さが窺える。

悟飯の声を担当した野沢は、ファンからはよく「優等生の悟飯がグレートサイヤマンになったりするギャップが魅力」という話を聞いたという。鳥山も「グレートサイヤマンは僕も好き。悟飯は不器用だからあんな感じになるんですよね」と語っていた。

ゲーム『ドラゴンボールZ 舞空闘劇』には彼が主人公のIFストーリーが収録。悟空側の主要人物のIFストーリーの中では一番戦死者が多いシナリオである。

テーマソング

アニメにおいて、幾つかテーマソング・イメージソングが作られている。

天下一ゴハン
劇場版『ドラゴンボールZ』で使用された挿入歌。歌は孫悟飯(野沢雅子)。
口笛の気持ち
TVシリーズや劇場版『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』などで使用された挿入歌。歌は孫悟飯(野沢雅子)。
ピッコロさんだ~いすき?
悟飯(野沢雅子)が尊敬するピッコロへの想いを歌った曲。
運命の日~魂vs魂~
悟飯が超サイヤ人2に初変身するシーンに使用された挿入歌。歌は影山ヒロノブ
大盛り 悟飯(ライス・ボーイ)
「悟飯→ご飯→ライス」とかけ、ライス・ボーイと悟飯を歌ったテーマソング。歌は影山ヒロノブ

  1. アニメでは、あることがきっかけで打ち解けた遺跡探索用のロボットを自分のせいで失ったり、仲良くなった草食恐竜が目を覚ましたら肉食恐竜に喰われて骨だけになっていたという、4歳の子供にとってはショッキングな出来事も経験した。荒野に放置された初めこそ弱音を吐いて泣いてばかりいたものの、砂漠の遺跡発掘用ロボットや草食恐竜、そして親を亡くしたピゲロやロム達との交流を経て、誰にも頼らず1人で生きていけるほどに逞しく成長している。サイヤ人との闘いに備えて悟飯を鍛えていた師匠のピッコロも、当初は悟飯を「甘ったれだ」などと揶揄していたが、後に「この半年間で泣き虫だけは治った」と、言葉は少々乱暴ながらも成長を認めた。
  2. 2.0 2.1 アニメでは、実は自身と4歳しか変わらないのを知らないため、体格から『おじさん』『ピッコロおじさん』と呼んだこともある。
  3. とは言え、悟空が不在である事も多かったので極端に依存していたとも言いがたい。悟空が不在時は悟空に代わって漁をする場面もある。
  4. アニメでは「Z戦士」と呼称されることが多い。
  5. 後述のゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会』では、少年悟飯が青年時の自分と恋人のビーデルがいい雰囲気になるように計る場面がある。
  6. 野球の試合でホームランを推定8メートル近いジャンプで阻止し、送球では悟飯は軽く投げたつもりだが常人にとっては剛速球になり、デッドボールを顔面にぶつけられ(ヘルメットもかぶっておらず、常人なら致命傷になってもおかしくない)ても平然としていた。
  7. ただし、ベジータはナッパ、ラディッツと共にフリーザの部下だった時は「仕事」をしており、侵略先の惑星にいる先住民を全滅させたあと、移住を希望している他の星の人間にその星を売りつけるという、いわゆる「星の地上げ」を生業としていた。ナッパと共に初登場した時、壊滅させた惑星は「高値で売れない」という理由で消滅させている。尚、悟空も少年時代、亀仙人に弟子入りした際には修行の一環として牛乳配達や工事現場のアルバイトをしたことがある。
  8. 結果的に悟空を死に追いやる原因となり、悟飯も「僕が調子に乗らなければ…」と後悔していた。
  9. 精神と時の部屋で悟飯を修行させる時、チチが「全てが終わったら武道を止めさせる」という条件を出した時に悟空は了承しており、セルゲームでは悟飯に学者になりたいなら平和な世の中を取り戻せ、と激励を送っていた。が、ダーブラ戦では修行をサボっていた悟飯に落胆していた。ベジータにも「セルの時はあの程度じゃ無かった」と呆れられるほどであった。
  10. 事実、ピッコロは悟飯が7年間修行をしていなかった事に対して特に文句を言っていない。
  11. 頭のターバンは除外されている
  12. ドラゴンボールGT パーフェクトファイル vol.2。
  13. 原作では「おしまいだな」と第2形態のセルとの闘いを止めようとしたが、アニメではセルの顔を踏みつける等更に痛め続けるシーンが追加された。
  14. ちなみに、この時に限り一人称が「わたし」を用いる事があった。
  15. ちなみに現代悟飯の妻となるビーデルと、娘のパンに対しては特別な発言は無い。
  16. ドラゴンボール大全集 2巻。