プーアルは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及びそれを原作とするアニメに登場する架空のキャラクター。アニメの声優は渡辺菜生子。
原作での初登場は其之七「ヤムチャとプーアル」、アニメでは『ドラゴンボール』第5話「つよくて悪い砂漠のヤムチャ」。
概要[]
ヤムチャと共に盗賊をしていたネコの様な生き物[1]。空を飛び、様々なものに化けられる変身能力を身につけている。好物はかりんとう(アニメより)。
ヤムチャのことは「様」付けで呼ぶほど慕っており、ヤムチャのためならどんなことも厭わない。第22回天下一武道会では、骨折したヤムチャを見て泣きながら飛び出し、空飛ぶ絨毯に化けて病院まで運んでいる。アニメではサイヤ人編においてその死にショックを受けて失神した他、生き返らせるために宇宙に飛び出そうとしたこともある。
ウーロンとは同い年であり、南部変身幼稚園時代の同級生。女の先生のパンツを盗んで退園になったウーロンと比較すると、変身幼稚園をきちんと卒園しているため、変身能力は遥かに高く、制限時間がない他、変身した物体の能力も発揮出来る。幼稚園時代に苛められていたために当初はウーロンと仲が悪かったが、ブルマの家で同居するようになって以後は互いに打ち解けていった。アニメでは、栽培マンと相打ちで死んだヤムチャを見て失神した際にウーロンに介抱されている。
ヤムチャとブルマが破局した後はヤムチャについて行き、ブルマの自宅であるカプセルコーポレーションから出て行くことになる。
略歴[]
- エイジ740 - 誕生。
- エイジ747 - ヤムチャと出会い、荒野で盗賊として暮らす。
- エイジ749 - 荒野に迷い込んだ孫悟空たちを襲撃、その後ドラゴンボールの話を聞いて悟空たちを追跡する。
- 仲間になったと見せかけて悟空たちと同行、その過程でいつの間にか本当に仲間となる。その後はブルマとの交際を始めたヤムチャについてゆき、西の都で暮らすことに。
- エイジ750 - 第21回天下一武道会を観戦。数ヵ月後、占いババの館でウパと組んでドラキュラマンと対戦、変化の術を上手く使っての活躍を見せる。
- エイジ753 - 第22回天下一武道会を観戦。骨折したヤムチャを病院に運んだ。
- エイジ756 - 第23回天下一武道会を観戦。
- エイジ762 - ヤムチャが死亡し、ショックを受ける。
- エイジ763 - ヤムチャとブルマの破局に伴い、カプセルコーポレーションから出ることに。
- エイジ774 - 第25回天下一武道会を観戦。その後、魔人ブウに菓子にされて食べられるが、ドラゴンボールで生き返る。
ドラゴンボールGT[]
荒地で車を修理していたヤムチャと共にいる姿のみ登場。頭上を神龍が通り過ぎていった。
補足[]
初期案での名前は「プー・アル」。背中に剣を背負っていた[4]。
一度だけヤムチャのことを「ヤムチャさん」と呼んだ事がある。
物語序盤でドラゴンボールを見て「ドッジボールくらいの大きさかと思った」と発言したが、後に登場した本家ナメック星のドラゴンボールはその大きさだった。
アニメでは、担当声優の渡辺が荘真由美の後任としてチチの声も担当するようになって以降、出番が減少した。
ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』の修行ではヤムチャに変身し、かめはめ波や狼牙風風拳を使用していた。プーアル曰く「かめはめ波は難しいが、狼牙風風拳は簡単」とのこと。
脚注[]
- ↑ 一部の読者のネズミとも指摘されたが「一応ネコっぽく描いています」とのこと。鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL 第6巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1987年3月15日、ISBN 4-08-851836-5、190-191頁。
- ↑ 鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL 第4巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1986年10月15日、ISBN 4-08-851834-9、190-191頁。
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER STORY 人造人間編~魔人ブウ編 All BOUTS & CHARACTERS』158-159頁。
- ↑ 「ドラゴンボール誕生秘話」 週刊少年ジャンプ特別編集『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』 137頁
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