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ブロリー (Broly) は鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を原作とした劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』、『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場する架空の人物。声優島田敏原作及びテレビアニメには登場しない。

本稿では、『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場するブロリーのクローンであるバイオブロリーについても、併せて解説する。

旧映画の設定

キャラクター概要[]

エイジ737年生まれ。普段は華奢な優男であり[1]あまり口を利かない。孫悟空ベジータらとともに、サイヤ人の数少ない生き残りの1人であり、かつ純粋な超サイヤ人の一人である[2]

悟空と同じ日に生まれ、保育器では隣同士だった。赤ん坊の頃、悟空の泣き声に泣かされていたため、悟空に対して強い憎しみを持っている。クウラと並んで劇場版アニメ2作品にメインの敵として登場した存在であり、またバイオブロリーも含めれば劇場版アニメ3作品にメインの敵として登場している。

一人称は、「オレ」。二人称は「お前」。

怒りにより超サイヤ人に覚醒した悟空達とは異なり、ブロリーは悲しみによって超サイヤ人に覚醒した[3]

名前の由来はブロッコリー[4][5]

人物像[]

サイヤ人の数少ない生き残りの1人。生まれたときからすでに戦闘力が10000を超えていたが、ベジータ王家の地位が脅かされるのではないかとベジータ王が考えたために、父親のパラガスと共に謀殺されそうになる。成長するにつれて凶暴な姿を徐々に見せるようになり、パラガスに利用されて南の銀河を目茶目茶に破壊し尽くした。

悟空に対する執着心は異常なまで。悲しみによって幼いころに超サイヤ人に覚醒。アニメにおいては、悟空たちの世代の中では一番早い変身を遂げたことになる。さらには膨れ上がった筋肉と白眼が特徴の伝説の超サイヤ人に変身できる。このときの髪の色は緑がかった金色。父親のパラガスはその強大な力を見て慄き、実の息子に対して「サイヤ人そのもの」と評している。戦うことが好きな悟空ですら「少しは手加減しろ!」と口にしている[6]。新惑星ベジータにおいてはよく喋っており、伝説の超サイヤ人に変身した際も、自分の強さを誇示したり相手を見下す言葉などを述べていたが、地球に現れたときにおける台詞は「カカロット…」と「無駄なことを…今、楽にしてやる…!」のみ[7]。また、自分のことを「悪魔」と称しており、悟飯やシャモからも悪魔と言われた。

“もう一人の孫悟空”ともいうべき位置づけも加味されており、ブロリーをコントロールする装置である頭部の金の輪は、『西遊記』の斉天大聖孫悟空三蔵法師に付けられた金の輪(緊箍児)のオマージュ。[8]

服装・身体的特徴など[]

ジャネンバなど一部を除いた他の劇場版キャラクター同様、アニメスタッフが提出したデザインなどの企画案[9]をもとに鳥山明[10]が修正を加え[11]設定デザイン[12]を描いた[13]。身長は悟空よりも高く、上半身裸でチャンピオンベルトのような金色のベルトと、その下に赤いものを腰に巻くように付け、白い胴着を下半身に着ている[14]。首にはベルトに似た首飾りを下げ、手首にはベルトとデザインが同じ長めのブレスレットを装着[15]。靴もベルトとデザインが同じで、耳には輪状のイヤリングをしている。ベジータ達と出会う前、凶暴なブロリーの力を恐れたパラガスによって、その力をうとまれ[16]、少年期において、頭と首、腕の上腕二頭筋辺りにパラガスの手に装着されたコントローラーとセットになったコントロール装置である輪を付けられた[17]

普段は影のある目をした無表情な好青年。体格は筋肉質であり、2m超の長身で悟空より頭一つ分以上大きく、しなやかな長い手足をしている。初登場作品『燃えつきろ!!~』で頭、首、腕にコントロール装置を付けられた超サイヤ人のときは、金髪に変身する従来の超サイヤ人と違い、日中のシーンでは髪が青く[18]、夜間のシーンでは紫[19]だったが、頭、首、腕のコントロール装置が無い再登場した『危険なふたり!~』では、通常の超サイヤ人同様金髪になっていた。もう一段階上の「伝説の超サイヤ人」と呼ばれる形態になることで、さらに強力な筋骨隆々な金髪[20]の大男へと変貌し、パワーアップする。再登場の際は、数年間眠っていたあいだに悟空の攻撃による怪我は回復していたが大きな傷跡が残っている。

戦闘力[]

ピッコロと悟空の同時攻撃を腕組しながら避け、掌ほどの大きさに凝縮したエネルギー弾で惑星一つを破壊できる力を持っている。また、目前から悟空のかめはめ波を防御無しに受けても平然としていられる身体を持ち、伝説の超サイヤ人に変身した際はベジータが戦意喪失している[21]。劇中では自ら「気が高まる…溢れる」と語っている。脚本家の小山に「最強」「ブロリー以上に強い奴はTVアニメも含めて世界に存在しない」「ブロリーもだが、悟空達は常に『絶対勝てない相手』と戦っているため、敵が怠慢になってスキを作ったときに倒すしかない」「正攻法でやったら、ブロリーなんかには絶対勝てるわけない」[22]、「悟空だけじゃブロリーには絶対勝てない」[23]、企画の森下に「なにしろ最強のサイヤ人という設定ですからね」[24]と評され、アニメコミックスに、凶暴な性格に加え暴走するパワーには限りがなく、破壊と殺戮にのみ喜びを感じる[25]、大全集に、まさしく最強のサイヤ人[26]、劇場版ドラゴンボール公式サイトの劇場版ドラゴンボールヒストリー(公開終了)に、ブロリーは劇場版での悟空最強の敵といっても過言ではないと記されている[27]。なお、製作者の小山高生は最強と発言していることについて、「私たちが次の作品の対戦相手を考える際に彼以上の相手が考えられなかったため、劇場版で3作も登場したからというのが本音」「強大なパワーを制御するため子供の頃から装置を付けられていた男など他にいない。サイヤ人の王子であるベジータでもそんな必要は無かった。プロデューサーたちと一緒にブロリーの設定を考え、シナリオを書いた私が言っているというだけでは駄目ですか?」と述べたうえで、「最強説にそれほどこだわるなら、サイヤ人最強には違いないということで良いのではないか?双葉山と白鵬と大鵬、誰が一番強いかという質問に誰も答えられないが、そういう類の問題」と発言している。合わせてブロリーが無限の強さを誇るという噂や、頭と首と腕に付けられたコントロール装置の詳細設定などについても「映画の中で描かれた以上の細かな設定など、ブロリーを考え出した私達は全く作っていない」と発言している[28]。加えて「創作した人間として多くの方に支持されているという話は大変有り難く嬉しく想うが、もはや生みの親の手を離れて彼は勝手に動き出してしまっているようだ。ブロリーの設定に関しては、映画の中で描かれたことがすべてで、それ以上でもそれ以下でもない。それぞれ独創的な解釈は非常に困惑するばかりだが、それでファンのみなさんが楽しく遊べるのなら程々にお遊びください…と言うしかない」「脚本家として『DBZ』に関わったものとして、私の中ではブロリーが最強であると信じている」と発言し、ブロリーは伝説の超サイヤ人の状態である限り、あのまま気を果てしなく高めていくのか?という質問に対し「高めていけると考えた方がブロリーらしくないですか?それでも悟空には敗れる運命だった」[29]と述べ、加えて「ブロリーに関することは映画の中で描いたものがすべてで、それ以上の設定は何も決めていない。皆さんがどのように解釈しようが、それで楽しく幸せなら、お楽しみくださいと言うしかない」と発言している[30]

特定の必殺技は持っていない[31]が、残忍な性格から繰り出される攻撃の一つ一つが強力なパワーを誇り、戦うことが好きな悟空ですら辟易している。また、超サイヤ人化や気功波も既存のキャラとは違い独特で気を溜めるとき、周りの空間が緑色のエフェクトに包まれ、そのエフェクトがまるで吸収されるかのようにブロリーの元に球状に集まるというものとなっている[32]

年譜[]

  • エイジ737年 - 惑星ベジータでサイヤ人のパラガスの息子として誕生した直後、その素質を恐れたベジータ王に親子ともに謀殺されかける。しかしフリーザによる惑星ベジータの爆発の際にブロリーの潜在能力が覚醒、惑星ベジータの消滅から密かに逃げ延びることに成功。
  • エイジ???年 - 成長するにつれ、凶暴性が増すとともに超サイヤ人へ覚醒。やがてパラガス一人の力では抑えられなくなり、コントロール装置をつけられる。
  • エイジ???年[33] - パラガスに利用され南の銀河を破壊する。パラガスが企てた計画により、新惑星ベジータと名付けられた星に連れて行かれ、孫悟空と遭遇。コントロール装置を破壊し、伝説の超サイヤ人に変身。全員のパワーをもらった悟空から一撃を受け、新惑星ベジータは彗星とぶつかり爆発するも、ブロリーはポッドに乗り脱出に成功。その後、悟空を追い地球に着陸するも、漂着地点が極寒地帯であったため氷漬けとなり、氷河の下に7年間封印され眠り続ける。
  • エイジ???年(↑から7年後) - ドラゴンボール探しに来ていた孫悟天の嘘泣きにより氷の中より眠りから覚める。サイヤ人の体質によりパワーアップを果たすも、悟空との戦いで負った胸元と背中の傷跡は残っている。最終的に悟飯らのかめはめ波により太陽に撃ち込まれ死亡。
  • この後、地球ではブロリーのクローンが誕生している。ブロリー本人はあの世で暴れており、悟空とパイクーハンが退治に出かけている。

劇中での活躍[]

燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦[]

『ドラゴンボールZ』劇場版第8作『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』にて、サイヤ人に伝わる「伝説の超サイヤ人」として初登場。カカロット=孫悟空と同じ日に生まれ、隣り合った保育器で育てられていたが、悟空の泣き声に泣かされていたため悟空に対して異常に強い憎しみを持つ。生まれた直後から戦闘力10000を誇っていたため、将来的に自分や息子・ベジータの地位を脅かすのでは、と危険を感じたベジータ王によって謀殺されそうになり父親のパラガスもろとも瀕死の重傷を負わされるが、フリーザによる惑星ベジータ破壊の爆発の際にブロリーの潜在能力が覚醒し、惑星ベジータの消滅から密かに逃げ延びた。生後間もなくだったためか、カカロット同様フリーザ一味などには存在を知られていなかったようである。

その後、成長と共に凶暴化し破壊を楽しむようになる。幼少期には超サイヤ人になるほどまで成長し、少年期には父親のパラガスによりコントロール装置を身に着けさせられた。数年後ベジータへの復讐を計画したパラガスが、ブロリーを操り南の銀河を破壊させ、それを餌に伝説の超サイヤ人討伐のためと称してベジータを新惑星ベジータに連れてくる。しかしカカロット(悟空)の出現で過去を思い出し突如暴走し、コントロール装置を破壊して、ついには伝説の超サイヤ人に変身し、父パラガスを殺して悟空達と激闘を繰り広げる。その強力なパワーで悟空達を圧倒するが、孫悟飯ピッコロトランクスベジータの力を集めてブロリーより一時的にパワーアップした悟空から、腹部に重い拳の一撃を喰らい肉体が爆発して敗北した。

危険なふたり!超戦士はねむれない[]

『ドラゴンボールZ』劇場版第10作『危険なふたり!超戦士はねむれない』で再登場。

孫悟空達の手で倒された事で肉体が爆発して、新惑星ベジータと運命を共にしたかと思われていたが、崩壊寸前に宇宙ポッドに乗り込み地球へ向けて脱出していた。しかし、この時のブロリーは、悟空との戦いで重傷を負っており、体が思う様に動かず、更に漂着地点が極寒地帯で、宇宙ポッドで地球に漂着した時に大きなクレーターを作ってしまい、そこに水が溜まって氷付けとなり、氷河の中で7年間封印され眠り続ける。ところが、ビーデル達がやってきた際に悟天の嘘泣きに共鳴して復活。更に増した憎しみで孫悟天たちに襲い掛かる[34]。本作品では復讐鬼と化している。

瀕死状態から甦る度に強さが増すサイヤ人の特性により、新惑星ベジータ戦以上のパワーアップを果たしており[35]、悟天たちの救援に駆けつけた孫悟飯と一騎打ちを繰り広げ前作同様、窮地に追い込む。最終的にはトランクスの援護で気を反らされ、ドラゴンボールが起こした奇跡(?)により実現した親子3人かめはめ波により太陽まで吹き飛ばされブロリーは完全に消滅した。これについては、「いったいあの悟空の姿は何だったのか。ドラゴンボールの奇跡か、それとも一瞬の幻だったのか、それは誰にもわからない」[36]「悟飯たちの前に現れた悟空は本物だったのか、それとも幻だったのか…」[37]と解説されており[38]、劇場版DVD公式サイトでは「あの世にいる悟空のサポートが泣ける」と解説されている[39]

なお、今作における設定資料のブロリーは、前作より体が大きく描かれている[40]

超戦士撃破!!勝つのはオレだ[]

『ドラゴンボールZ』劇場版第11作『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』ではブロリーのクローンであるバイオブロリーが悟天、トランクス、クリリン人造人間18号と対戦。前作で倒された本物のブロリーは、あの世で暴れ回っていたため、悟空とパイクーハンが退治に向かうことになったと本作のラストで語られている。

バイオブロリー
前作で残された宇宙ポッドに残されていた血液中の遺伝子からバイオテクノロジーの力によって誕生したブロリーのクローンで、前作で倒された本物のブロリーとは別の存在。超サイヤ人パワーは以前のままで[16]圧倒的パワーは衰えず[41]、悟天達を苦しめた。培養カプセルに入っている状態では本物そっくりのまともな姿だった。培養液の排出作業が途中のままカプセルを自ら破壊して脱出したため、その際に身体に付着していた培養液が空気に触れて変質、その影響で身体が崩れてしまった。悟空に対する憎しみの記憶も受け継がれているが、劇中ではほとんど理性を失っている様子。さらに凶暴化しており[16]、唸り声と共に悟天達に襲い掛かる[42]。崩れた姿は、後頭部にやや残った超サイヤ人時の金髪以外は面影がなく、眼球の角膜内や気功波の使用時に発光する胸部の心臓に該当する臓器が剥き出しの姿となっており、目や口からも気孔波を放つようになった。こうした外的変化に伴って体質にも変化が生じており、クリリンに気円斬で首を切断されても復元する再生能力を有した。打つ手が無いと思われたが、トランクスの機転でタンクから溢れ出た空気に触れ変質した培養液を浴びせられる。これによって完全に消滅したかに思われたが、遺伝子の異なる生物を吸収して増殖[43]した培養液と一体化し身体が巨大化、更に強大にパワーアップした[44]。この状態で悟天とトランクスの前に現れるが、直後に身体が崩れて一時姿を消すことになる。バイオブロリーの細胞を吸収した事で大量に増殖した培養液が島中に流出した際、培養液の弱点が海水であることに気付いた悟天が、トランクスやクリリンと協力したかめはめ波で海水を押し出し、島ごと海水で浸したことにより沈静化。この直後にバイオブロリーは海中から巨大化した状態で現れ襲い掛かるが、他の培養液と同様に海水に触れたことで身体が硬化してしまい、最期は悟天とトランクスの気孔波によって破壊され倒される。

ドラゴンボール超[]

『ドラゴンボール超』劇場版第1作『ブロリー』で再登場。今作は鳥山先生が関わっており、実質新キャラ扱いである。従来の細マッチョだったブロリーとは異なり最初から筋肉隆々の姿になっており、どちらかといえばヤモシに近い外見になっている。その他にも細かい設定が変わっており、旧作とはもはや別人。

今作のブロリーは基本温厚であり、パラガスに完全に道具扱いされているだけの可哀想な存在となった。 その性格ゆえか争いそのものに対して強い憎しみを持ち、争いを見かけると我を失い暴走する。 カカロットとの因縁は全くなく、ベジータやパラガスに対しても特に恨みは持っていない。

旧作のブロリーと違い、最終的には悟空と和解している。

ゲーム作品でのブロリー[]

多くのゲーム作品では伝説の超サイヤ人状態のみ登場する。悟空に執着している場合が多い。特に伝説の超サイヤ人時はジャブやエネルギー弾2~3発を受けても怯まないといった性能が付いているものが多い。攻撃力も他のキャラクターよりも高く設定されていることがある。

スーパーファミコン専用のソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』で初登場。この作品でボージャックよりもブロリーのほうが強いということを悟空が述べている。

プレイステーション・ポータブル専用のソフト『ドラゴンボールZ 真武道会』ではフリーザと戦闘を行う。神龍が登場したときは「カカロットー!」としか喋らなくなっている。結局、神龍が勝手に解釈し、悟空を呼び出すことに。この後どうなったかは不明。

続編の『ドラゴンボールZ 真武道会2』のストーリーでは、魔導師バビディに利用されたり、瀕死になったり、挙句の果てには魔人ブウ(悪)に吸収されたりとブロリーの活躍が最も少ない。アーケード[45]で優勝すると、御機嫌になる[46]。ちなみに、このゲームで悟空はブロリーがいつも怒っている[47]ことの原因を自覚していないことが分かる。また、魔人ブウとの戦いでは「少しは楽しめそうだ」と喜びを示している。

ニンテンドーDS専用のソフト『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』ではセルや魔人ブウ(善)を倒すストーリーや、ブロリーが悟空達の仲間になるストーリーが存在する。地球に不時着し記憶を失ったブロリーはミスター・サタンによって助けられる。この後は魔人ブウ(善)と同じ立場でストーリーは進んでいく。ちなみに制御されているときの戦闘力は10000を下回るとこのゲームで述べられている。また、ブロリーは悟空を恨んでいるが、それは同時にブロリーを安定させていたとも述べられている。

プレイステーション2専用のソフト『ドラゴンボールZ3』、『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』のオープニングムービーでは、ゴジータと戦うシーンがある。『ドラゴンボールZ3』では悟空ルートで特定の条件を満たすと魔人ブウ(純粋)を一撃で倒し、悟空達に挑戦してくる。

プレイステーション2専用のソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズでは全形態が登場し、劇場版の『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』の再現で悟飯や悟天がそのまま倒されたときには悟空がここにはいないことを認知する。 プレイステーション3Xbox 360専用のソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト』又は『ドラゴンボール レイジングブラスト2』、データカードダス「DRAGONBALL改 DRAGON BATTLERS」では超サイヤ人3に変身することが可能。気の色も悟空の超サイヤ人3と同じく金色となっている。また、プレイステーション2専用のソフト『ドラゴンボールZ3』のOPでは髪の色が金髪である。ドラゴンバトラーズのカードの内容によると、悟空たちに復讐を誓う思いがブロリーを蘇らせたらしいとのこと。

ミラクルバトルカードダスでは超サイヤ人2に変身したカードがある。

プレイステーション3とXbox 360専用のソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト』のIFストーリーでは、地球に不時着した際にドクター・ゲロに救われている。ゲロの指示によりベジータを倒すが、「孫悟空を倒せ」と命令された際には口で反発して、そのまま伝説の超サイヤ人となり、ゲロを撃破。ブロリーを察知して悟空も現れるがあっさり倒し、地球破壊を宣言。なお、時系列は映画とは異なっている。続編の『ドラゴンボール レイジングブラスト2』では、通常のブロリーとは別に、スーパーサイヤ人3となったベジータや、劇場版で戦ったキャラクター達と戦う超サイヤ人3用のギャラクシーモードも用意されている。

サイヤ人編を題材にした『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、隠し要素としてある条件を満たすことで伝説の超サイヤ人状態のブロリーと戦うことが出来る。

ブロリーの技[]

ブラスターシェル
右手にエネルギーを溜め、相手に向かって投げつける。劇場版の『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で悟空に対して使用した。技の名前はゲームより。
イレイザーキャノン
左手にエネルギーを溜め、相手に向かって投げつける。ブラスターシェルより威力が大きい。左腕に乗せて放つ場合もある。『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の劇中では悟飯に対して使用し、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』では悟天、トランクスに対して使用された。技の名前はゲームより。
ダブルイレイザーキャノン
両手でイレイザーキャノンを交互に放つ技。劇場版の『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の劇中でバイオブロリーが悟天、トランクスに対して使用した。超サイヤ人3のブロリーも同じ技を見せた。名前はゲームより。
イレイザーブロウ
ゼロ距離で懐にイレイザーキャノンを撃ちこむ技。相手を殴り飛ばすかの如く振りかぶる。『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』の劇中で悟飯に対して使用した。名前はゲームより。
ギガンティック・オメガ
超サイヤ人3時に使用。かめはめ波の如き構えから気功波を発射する。名前は『ドラゴンバトラーズ』より。
バリア
自分を包み込むように、緑色で球状の障壁を構成する。『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』において何度も使用した。物理攻撃、気功波、マグマを遮るほか、宇宙空間を移動することもできる。
トラップシューター
片手にエネルギーを集め、放つと同時にエネルギーが複数に分裂し広がる。劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では超サイヤ人のときだけ使用した。技の名前は『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズより。
ブラスターメテオ
体中に気をまとい、その気から四方八方に無差別に気弾をばら撒く四方拡散型の広範囲攻撃。ゲームの舞空烈戦ではブロリーの超必殺技になっており、相手がどこに居ても当たる。『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では自分の気を抑えきれなくなり使用した。
ギガンティックミーティア
左手にエネルギーを凝縮し放つ。最初は小さいが地面や気弾にぶつかると大きく膨張する。劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』で、かめはめ波を撃とうとする悟飯に向けて放った。技の名前は『ドラゴンボールZ3』より。「スローイングブラスター」や「オメガブラスター」と呼ばれることもある。
ギガンティックバスター
相手にパンチを食らわせ、回し蹴り、走りながら相手を蹴り上げ、最後にエネルギー弾を撃ち込む技。『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の劇中でピッコロに対して使用した。ゲームでは超サイヤ人3ブロリーの究極技となっている。技の名前は『ドラゴンボール レイジングブラスト』シリーズより。

テンプレート:ネタバレ終了

脚注[]

  1. Vジャンプ2009年10月号。
  2. 悟空達とは別に、サイヤ人の伝説通り、1000年に一人現れる、純粋に殺戮と破壊を好む「伝説の超サイヤ人」が別に存在していたら?というのがコンセプトになっている。
  3. 劇場版DVD-BOX付属冊子 制作秘話
  4. 渡辺彰則編 「ANIMATION'S GLEANINGS DBアニメの舞台裏 Planning PART2・TVスペシャル&劇場版編」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、ISBN 4-08-102019-1、68頁。
  5. 劇中でも亀仙人がそのまま言っている場面がある
  6. このほかの稀な台詞には「仙豆食わなかったら、おらおっ死んでたぞ」やピッコロの「身震いするような凄い気を感じた」などがある。
  7. 劇場版第11作と比べると声質が高くなっている。
  8. 因みに原作にも一応緊箍児のオマージュらしきものは登場している。ピーピーキャンディという食べると効果が切れるまで他人から「ピーピー」言われる度に下痢になるというブルマ作成の飴がそれだと思われる。ただし悟空ではなくウーロンを制御するために使われたため、西遊記のオマージュのようでそうでもないアイテムとなっている。
  9. 山室直儀は劇場版について「僕らがラフデザインを描いて鳥山明に見てもらい修正を入れてもらう形が多かった」と『あのころのDB Vol.2 山室直儀インタビュー』 アニメイラスト集・金色の戦士 50頁、で発言。
  10. 鳥山明は劇場版における仕事について「東映アニメーションから上がってきたプロットや脚本のチェック、キャラクターのデザインや手直し、名前の変更をした」と『鳥山明的超会見』 ドラゴンボール大全集6巻 213頁、で発言。
  11. 鳥山明は「多少はデザインの手直しなどに関わったが、ほとんどは一鑑賞者として楽しんでいた」と、『鳥山先生 劇場版かく語りき』Vジャンプ2004年7月号 205頁、で発言。
  12. 製作者の小山高生は「鳥山明はブロリーのキャラクターデザインのみ関わった」と、ぶらざあのっぽの公式サイト のっぽと遊び隊 2010年10月29日、で発言。
  13. 「GALLERY OF 鳥山明」 ドラゴンボール大全集第6巻 182頁、『鳥山明アニメデザイン集』 テレビアニメ完全ガイド・ドラゴンボール孫悟空伝説 143頁
  14. 鳥山明のデザイン画には尻尾が付いてるものがある。
  15. 幼いころは上着も着用。
  16. 16.0 16.1 16.2 劇場版公式サイト 劇場版ドラゴンボールヒストリー
  17. 「敵&サブキャラクター設定資料」 ドラゴンボール大全集6巻 204頁。「アイテム辞典」 ドラゴンボール大全集7巻 209頁
  18. 映画の下敷き、パンフレットの表紙、アニメコミックス等の立ち絵では瞳が赤みがかっている。
  19. 瞳の色はシーンにより黒や緑に描かれており、アニメコミックスでは湖上のシーンだけ青色の髪に差し替えられている。
  20. 新惑星ベジータでは緑がかった金髪や金髪、地球では金髪に描かれている。
  21. 変身における体への負担や、筋肉膨張によるスピードの犠牲については一切言及されていないため不明。
  22. 劇場版DVD-BOX付属冊子のQ&A
  23. 神龍通信 第6号 2頁
  24. 「'94メモリアル」 ドラゴンボール大全集6巻 140頁
  25. アニメコミックス 危険なふたり!超戦士はねむれない 15頁
  26. ドラゴンボール大全集6巻 183頁
  27. ただし同サイトでは、劇場版シリーズの敵で1番強いのはジャネンバ、2番目はヒルデガーンであるとも記されている。
  28. ぶらざあのっぽの公式サイト のっぽと遊び隊 2010年10月19日、2010年11月29日
  29. ぶらざあのっぽの公式サイト のっぽと遊び隊 2011年3月4日、2011年3月5日
  30. 2011年3月15日
  31. ゲームなどで設定、命名されている。ただしドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれないで同等の技を使用している場面がある。
  32. 一部の技は既存のキャラと同様。
  33. パラガスの台詞から、少なくともブロリーが生まれて30年近くは経過してる事が分かる。
  34. 前作の最後で悟空により負わされた攻撃のダメージは回復しているが、その傷痕は胸と背中に残っている。
  35. 「敵&サブキャラクター設定資料」 ドラゴンボール大全集6巻 206頁
  36. ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない ナレーション
  37. ドラゴンボール大全集6巻 131頁
  38. 悟空が実際、この世に降り立ったかどうかは曖昧な表現になっているため不明。
  39. 『ヤムチャ&ウーロンの制作日誌ブログ 劇場版の必殺技大全!』
  40. 『ヤムチャ&ウーロンの制作日誌ブログ 設定資料を大公開!!パート2』
  41. 「敵&サブキャラクター設定資料」 ドラゴンボール大全集 6巻 207頁
  42. 「カカロット」という台詞も本作では1回しかない。
  43. ドラゴンボール大全集 6巻 137頁
  44. 「完全解析!!劇場版強敵大全」 ドラゴンボール大全集6巻 181頁
  45. 天下一武道会という設定。
  46. 天下一武道会アナウンサーが話しかけた際、暴言こそ吐いたものの「生かしておいてやる」と発言している。
  47. 悟空は、そう判断していた。

関連項目[]

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