ナメック星(ナメックせい)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』およびそれを原作としたアニメなどに登場する惑星。
概要[]
ナメック星人の故郷の惑星。「アジッサ」という樹木が育っている。空気や重力は地球と同程度。ほとんどの家はナメクジのような形をしている。
地球からの距離は、ブルマの父・ブリーフ博士の宇宙船だと4339年と3ヶ月かかるらしい。なお、ブルマ・クリリン・孫悟飯が乗っていった宇宙船(後に神とピッコロになったナメック星人の船を改造)では34日、悟空が乗っていった宇宙船[1][2]では6日で到着した。地球からの方位はSU83で、距離は9045YX。北の界王の担当区域ではない。
複数の恒星[3]の周りを回っているため、夜がないという特徴がある。また、ナメック星から見ると3つの太陽がそれぞれ昇ったり沈んだりする。公転周期は地球時間にして130日。
大昔、惑星規模の異常気象がおき、最長老と宇宙に逃れた者を除く全てのナメック星人が滅んだ。その為か木々もまばらで地球に比べると生物の数が遥かに少なく、劇中に多く登場するのは蛙のような生物や両生類のような水生生物が中心。地球と物質組成等が根本的に異なるらしく、空の色は緑や黄色、水の色は紫や緑。音声認識システムを搭載した超高速で移動できる宇宙船を製造できる科学力を持っていたが、異常気象後にこの技術は失われている[4]。これについては、異常気象後に機械の力によって奇跡を生み出すような科学技術を捨て去ったのが原因とされている[5]。
このナメック星は悟空とフリーザの戦いにより、フリーザにより故意に爆発[6]させられてしまい、ナメック星人達は違う星へと移住する事になった。新ナメック星も参照。
ナメック星の由来はナメクジから、そのほかの先住民・植物などの名称は全てカタツムリ関連から付けられている。
ドラゴンボール[]
ナメック星にも地球と同様にドラゴンボールがある。このドラゴンボールはナメック星人の特殊能力で作られたもので、「ポルンガ[7]」と呼ばれる怪物の形をした神龍が登場する。地球のドラゴンボールが野球ボールほどの大きさであるのに対して、ナメック星のドラゴンボールはバスケットボールほどの大きさである。
ナメック星の神龍は3つの願いを叶えてくれるが、1つの願いにつき1人しか生き返らせる事が出来ないなどの制約があったが、後にムーリが最長老に新任してから死者の複数蘇生が可能になった。また公転速度の違いにより再度使用可能になるまでの時間は130日である。
ポルンガはナメック星の言葉、すなわちナメック語でないと願いを受け付けない。ただし、ポルンガの話す言葉は地球・宇宙での共通語である。ポルンガを呼び出すための呪文は、「タッカラプト・ポッポルンガ・プピリット・パロ[8]」。
脚注[]
- ↑ 悟空が地球に送られた時の船を改造。
- ↑ 但し『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第69巻8話「新たなる旅立ち!の巻」では大原部長が「お前などもう出なくていい!、ほかの漫画にいっちまえ!」といいながら一瞬で両津勘吉をナメック星へ飛ばしている。
- ↑ 3重連星
- ↑ ジャンプ・コミック出版編集部編「第2章 ワールドガイド DBの住人 3 ナメック星人」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874803-0、62頁。
- ↑ ドラゴンボール大全集7巻 41項
- ↑ 日本版ではフリーザが星に攻撃を放って「5分後」に爆発したが、海外版アニメでは「11時間後」に修正されている。
- ↑ ナメック語で夢の神。
- ↑ 地球語での「出でよ神龍、そして願いを叶えたまえ」
関連項目[]
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