ドラゴンボールの道具(ドラゴンボールのどうぐ)では、漫画・アニメ『ドラゴンボール』に登場した、道具について列挙し、詳細に解説する。
ドラゴンボールについては、ドラゴンボール (架空の道具)を参照。
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天界の道具[]
- 如意棒
- 悟空が持つ、伸縮自在の棒。本来はカリン塔と神の神殿とをつなぐための道具であった。どれほど伸びるのかは定かではないが、少なくとも地球と月の間の距離[1]までは伸びる事が確認されている。
- 詳細は如意棒を参照
- 筋斗雲
- 悟空が亀仙人やカリン様からもらった、意思を持つ神聖な雲。以前は至る所に沢山あったらしいが、清い心を持っているものしか乗れないため、殆ど見かけなくなった。元は巨大な雲塊であり、悟空が乗っているのは、その切れ端。飛べる高さはカリン塔が限界。銃などで吹き飛ばされると一時的に消えるが、呼べばまた現れる。ただし、魔族に破壊された場合は完全に消滅してしまう。作中ではシルバー大佐に破壊された際は問題なく再登場したが、タンバリンに破壊された場合は戻ってこなかった。
詳細は筋斗雲を参照
- 芭蕉扇
- 一扇ぎで大風を起こし、二扇ぎで乱雲を呼び、三扇ぎで豪雨を降らせる団扇で、かつて亀仙人が持っていた道具。しかし、鍋敷きに使ってワンタンの汁がこぼれて廃棄処分にしてしまった。アニメでは歯っ欠け婆さんの家でチリトリに使われていたのをチチが発見する。
- 仙豆
- カリンが栽培する豆で、食べれば体力や負傷を一瞬で回復することが出来る。また栄養値も高く、一粒食べれば十日は何も食べなくてもお腹が減らない。
詳細は仙豆を参照
- 超聖水
- カリン塔を自力で登りきったものに与えられる己の力を何倍にもする仙人の水という伝承だったが、実はただの水。力が何倍にもなるというのは、カリン塔を預かるカリン様との超聖水争奪戦により自然に養われる修行の成果だった。
- 超神水
- 体の中に隠れ持っている潜在能力を引き出すことができる水。ただし、非常に強い毒性を持っており、強い生命力、精神力を持っていないと死んでしまう。作中ではヤジロベーが一滴ほど指先に付けて舐めたが、それだけで死にかけ吐き出してしまうほどである。悟空以外にも14人の人間が飲んだが、悟空以外で生き残った者はいない。またカリン様本人も挑戦したが、武術を極めたカリン様でさえ途中で吐き出してしまったらしい。
- 超神水(アニメオリジナル)
- こちらは神様の神殿にあるもので、アニメ『ドラゴンボールZ』のガーリックJr.の話で登場。古今東西あらゆる世界にある毒物を浄化できる。この時は霧状にしてアクアミストを浄化するために使った。また、『ドラゴンボールGT』のベビー編では、キビト神がトランクスたちに寄生した卵を取り除くために使用した。
- ゼットソード
- 界王神界に伝わる伝説の剣。引き抜いた者には凄まじいパワーを与えると言い伝えられている。悟空や悟飯ですら振り回す事はおろか持つ事すら苦労する程の重さであるために歴代の界王神の誰もが抜くことが出来なかった。しかし、実際には十五代前の界王神がゼットソードに封印されており、引き抜いた者に絶大なパワーを与えるというのは、十五代前の界王神による潜在能力の解放である。
- 超サイヤ人になった悟飯が引き抜き、後に折れたことによって十五代前の界王神が復活した。普通の岩なら切れるが、宇宙一の硬度を誇るカッチン鋼では逆に折れた。
- ポタラ
- 界王神界の人間だけがつけているイヤリング。一人の右耳と、もう一人の左耳につけるとフュージョンのかっこ悪い(?)モーションをとらなくても合体できる。ただしフュージョンとは違い、永遠に合体してしまい元に戻ることはない。また一生に1回しか合体できない。
- 漫画では、キビトと界王神、悟空とベジータがこの方法で合体した[2]。過去には15代前界王神と魔法使いのクソババアも合体したらしい。ただし悟空とベジータはブウの体内でバリヤーを解除した際に2人に分裂した。
- このポタラの効果は15代前界王神が言うには、フュージョンより効果が上らしい。
カプセルコーポレーション[]
ブリーフ博士の発明[]
- ホイポイカプセル
- ブルマの父ブリーフ博士が発明した、いろいろなものを手のひらに収まる程度の小さなカプセルに収納し、ボタンを押すことで本来のサイズに戻したり、カプセルに戻したりできる。
詳細はホイポイカプセルを参照
- 人工重力装置
- 悟空がブリーフ博士に頼んで作ってもらった重力コントロールシステム。半重力装置を応用して最大で地球の100倍の重力を発生させることができる。後にベジータの依頼によって重力を300倍までに引き上げられている。
ブルマの発明[]
- ドラゴンレーダー
- ドラゴンボールの発する特殊な電波をとらえることができる小型探知機。懐中時計程度のサイズながら、細かい位置まで的確に表示される。また、縮尺を自由に拡大・縮小する事ができ、レーダーの縮尺を広げればドラゴンボールがある周辺の地形も大方把握できる。特殊な部品を使用しているため、いつでもどこでも作れるわけではなく、装置の製作自体にもかなり高度な知識と技術を要する。同様の装置をレッドリボン軍も保有していたが、こちらはブルマのそれよりも大型・低精度であった。ピラフ一味のは人工衛星を使用した地球儀型で画像も映し出せるタイプで精度に関してはブルマのと同等。
- ペンギン村でブルーに奪われた際は、則巻千兵衛博士の子供ターボが飛行機のパーツから作り直している。
- ナメック星では、悟飯がドラゴンレーダーを持ちながらベジータが水中に隠したドラゴンボールを探し出したことから耐水性能もある模様。
- また、その特殊な電波は生命体の体内に呑み込まれるとレーダーにキャッチできない。ただし劇場版1作目の『神龍の伝説』では敵のボス・グルメスの体内にドラゴンボールがあることをブルマがドラゴンレーダーを使用して確認している。
- ミクロバンド
- 腕に付けて青いスイッチを押すだけで、持ち主の体を手の平サイズに縮小出来る装置。また、縮小した状態で赤いスイッチを押すと元の大きさに戻る。腕時計のような外観を持ち、だれでも持ち運びができる。筋斗雲に乗れないブルマが、2度目のドラゴンボール探しをする悟空と同行するために使用。ブルマが潜水艇を亀仙人に借りに行った所、それと引き換えに亀仙人に渡した。アニメ版では、その後、亀仙人が本来の使用目的を企んでいたことに気づき、取り返している。
詳細はミクロバンドを参照
- PPキャンディー
- なめた者に「ピーピー」と言うと下痢にすることができるキャンディー。効き目は1カ月間有効。このキャンディーでウーロンを強引に仲間に引き入れた。
- タイムマシン
- トランクスが、悟空に会うために未来からやって来る時に使った未来のブルマが製作した時空転移装置。これを使うことで、ある程度の時間移動を行うことができる。カプセルコーポレーション製なので、ホイポイカプセルにする事もできる。一回分のタイムスリップを行うのに、かなりの充電時間が必要[3]。アニメオリジナルの神殿の時の旅とは違いこちらは肉体ごと移動出来る。尚、則巻千兵衛は既にタイムマシンを完成させていた。
- この他の次元にもブルマが発明したタイムマシンがあるが、セルに奪われている。本次元のブルマも劇場版で完成させている。
- 無人偵察機
- カメハウスにあったありあわせの材料から製作した偵察カメラ。アニメでは「超音速ターボテレビカメラ」と名付けられている。キーボードで遠隔操作が可能であり、飛行速度は筋斗雲を遥かに上回る。レッドリボン軍本部に接近しすぎたために軍に撃墜された。
- 通信機
- ウミガメの思いつきで、カメハウスのありあわせの材料から製作した電話[4]。ヤムチャに悟空がレッドリボン軍本部に向かったことを知らせるために使用。
- 動物語翻訳機
- アニメ版のナメック星編で発明。小動物の首にはめて電源を入れると、その言葉がわかるようになる。
- 変身スーツ&バンド
- 平穏に暮らしたい悟飯が、周囲にばれない様に悪人を倒すために製作してもらった変身スーツ。変身道具は腕時計のような外見を持ち、ボタン一つですぐ変身できる。ブルマが言うにはホイポイカプセルの応用らしく、二時間で作り上げた。服装は独創的なデザインで、周囲には奇怪な格好[5]という印象を与えているが、製作者本人と悟飯、悟天は気付いていない[6]。
- タコ型宇宙船
- 『ドラゴンボールGT』に登場。カプセルコーポレーション製の、着陸用に8本の足が付いた宇宙船。コックピットの他にも、いくつかの船室があり、船体には各部屋の窓もある。重力コントロールドームが備わっており、長い宇宙航行でも日常生活ができるようになっている。ビームで武装しており、燃料は水。
- 超ブルーツ波発生装置
- GTに登場。サイヤ人を大猿化させるブルーツ波を放射する。ベジータを超サイヤ人4に変身させることに成功したが、直後に超一星龍に破壊されてしまう。
共同での発明[]
- 緊急停止コントローラー
- 文字通り、人造人間の機能を停止させる為に作られた装置。ドクター・ゲロの設計図を参考の上、ブリーフ博士と共同で製作したが、クリリンが情に流され踏み潰した。
- 経緯については人造人間18号を参照
- 宇宙船・改
- サイヤ人の使用していた丸型宇宙船を改造・大型化し、人工重力コントロール装置や居住空間を設置したもの。悟空自身が地球に送り込まれたときに使われた宇宙船の技術を応用している。この船では、クレーターを作る欠陥は改良されている。悟空はナメック星に行く道中、人工重力コントロール装置を使って修行をしている。その後アニメでは、ベジータがトレーニング場所として利用するが、宇宙船ごと大破させてしまい大怪我を負った事があった。
その他[]
- カプセル冷蔵庫
- 未来のトランクスが過去にやってきたときに持っていた冷蔵庫。ホイポイカプセルなので持ち運びは容易で、コンセント不要な以外は普通のもの。
- 潜水飛行艇
- コミックス第7巻でドラゴンボールを探す為に使った乗り物。空も海も使える1台2役の優れもの。深海の洞窟体験で海賊の基地までたどりついたが、その際に洞窟が崩れて運命を共にした。この他に洞窟からの脱出に使った海賊の潜水艇も登場しているが、すぐに燃料切れを起こし悟空がかめはめ波で推進させた。
- エアバイク
- ブルマが学校をサボり乗ってきたもの、飛行も可能。エアカーと並びSFでは標準的な乗り物である。
- 小型ジェット機
- ブルマが人造人間を破壊する為に緊急停止コントローラーを持ってくるときに乗ってきた乗り物。とても速く、クリリンが「めいっぱい飛ばせばブルマさんの飛行機よりきっと速い」と言う程。
- 大型貨物機
- ナメック星人が地球に移動した時に使った宇宙船をカプセルコーポレーションにまで運んだ乗り物。本来は荷物を運ぶ乗り物だが工夫すれば人が乗れるようになる。
レッドリボン軍[]
- パンツァシュレッケ
- シルバー大佐が悟空の筋斗雲を撃ち落とす時に使ったロケット砲。ドイツ軍が使用した「パンツァシュレッケ」がモデルになっている[7]。
- サンダーロケット
- ブルー将軍が悟空たちからドラゴンボールを奪って逃げる時に使った飛行機。かなりの超スピードで飛行することが可能。しかし筋斗雲には勝てなかった。ペンギン村でわき見操縦が原因で山に激突し大破。『Dr.スランプ』に登場するターボが作ったタイムマシンがデザインのルーツとされている[8]。「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」ではブルー将軍の技の中にも登場する。技の内容は、わざとエンジンパワーを落とし近づいたところでロケットを噴射するという実際に原作にあった攻撃を加えるもの。
- ドラゴンレーダー
- ドラゴンボールを探すためのレーダー。ブルマの造ったものより性能は低く、拡大縮小操作は出来ない。レッドリボンの司令室に設置されており、レッド総帥がそこから各地の部隊に指示を与える。
- バトルジャケット
- ブラック補佐が操縦した二足歩行の大型ロボット。悟空がかなりのダメージを受けるほどのパンチ力を誇り、腕からビーム光線を発射することが出来る。また、山を軽く吹き飛ばすほど強力なミサイルも搭載。操縦席には車と同じ後方確認用のミラーがついている。しかし、それでも悟空には敵わず最後は腹部を貫かれ大破。
- 「ドラゴンボール 最強への道」ではかなり巨大なデザインになっており、広範囲ミサイルが追加され、ビーム光線も地表を抉るほど破壊力が増している。人造人間8号を破壊した上で「役立たずのガラクタ」と嘲笑したことに激怒した悟空の超かめはめ波により腹部を貫かれ大破。
- 人造人間
詳細は人造人間 (ドラゴンボール)を参照
- パワードガン
- マッスルタワーで追い詰められたホワイト将軍が悟空の後頭部めがけて撃った銃。悟空の意識を喪失させるほどの威力を誇るが、弾は2発しか装填できない。モデルは「レミントン・デリンジャー」[7]。
- 名刀ササニシキ
- ムラサキ曹長が愛用している名刀。悟空に如意棒で折られてしまった。
- ロボット
- 筋斗雲をシルバー大佐に吹き飛ばされた悟空が、基地の中から見つけたホイポイカプセルの一つに入っていたロボット。悟空に飛行機の入っているカプセルを教え、操縦もしてくれた。飛行機がジングル村周辺に差し掛かったところで凍ってしまった。その後墜落して木っ端微塵に壊れてしまう。機械なので無機質的なしゃべり方だが、態度がでかい。
- スパイロボット
- ドクター・ゲロが開発した虫型ロボットで、悟空たちの偵察を行いセル製造のために悟空たちの細胞を集める。
異星人の道具[]
- スカウター
- 通信機能と生命体探索機能を兼ね備えた装置で、モノクル(片眼鏡)に似た形をしている。片耳に取り付け、付属する半透明の小型スクリーンに、生命体の戦闘能力を数値化した情報や、その対象への方角や距離が表示される。戦闘力反応を示すスクリーンの色は青や緑、アニメでは他に赤、黄、紫と、数種類ある[9]。一度検出した相手をロックすることでレーダー代わりに使用することも出来る。フリーザ一味の宇宙人には一般的に使用されており、この機械に頼ることで、相手によっては変動する戦闘力数値に惑わされることもある。索敵範囲は非常に広く、宇宙船で移動すれば一年かかる距離まで通話・戦闘力測定が可能。形の都合で装備できない種族もいる。その他、ヘルメット内蔵型スカウターも存在する。
- 相手の潜在能力(気を抑えている)までは探れず、あくまでも測定時点での戦闘力しか表示されない。
- 作中多くの人物が故障を疑ったが、実際に測定時で故障していた事は一度もない[10]。
- 旧型と新型が存在する。対象の戦闘力が高い場合、処理能力の限界から爆発を起こす。限界計測数は旧型で約22,000。また通信[11]、タイマー機能もついている。鳥山メモでは、惑星ベジータの先住民族で、サイヤ人に滅ぼされたツフル人が発明したものという設定。ブルマがラディッツが使っていた旧型を入手し、表示を地球の言語に改造することに成功している。ゲームによってはさらに最新型があるとされ、ギニュー特戦隊が装備していたものやフリーザが注文したスカウターはこの最新型とされている。
- また、アニメ版でバーダックが付けていたスカウターは、ボタン部分が丸型になっており、ラディッツやベジータがつけていたものよりもさらに旧型である。
- 戦闘服/バトルジャケット
- ベジータなど、フリーザ軍の構成員が使用している。悟飯やクリリン、トランクス、一時は悟空も使用していた。超質ラバーによってできており、アンダーウェアとプロテクター、ブーツと手袋とがあって1セット。アンダーウェアは上下一体型や分かれているもの、ズボンタイプ、ビキニパンツタイプ、レオタードタイプ、スパッツタイプなど多岐にわたっている。スカウターと同様、旧型と新型があり、旧型は肩パットがない。劇場版で登場したクウラ機甲戦隊は片方にだけ肩パットがある物を着用している。また同じ旧型でもベジータの着たものとバーダックの着ていたものとでは肩の部分が微妙に異なる。
- 一味のユニフォームも兼ねて、ほぼすべての人物が着用している。戦士によっては、手袋をしていなかったり、アンダーウェアを着ずに直にプロテクターを着けている場合もあり、マークやマントを付けている人物もいる。また、オプションパーツとして管制官用の通信ヘルメットや戦闘力の低い戦士のためにスカウターと接続する光線銃なども存在する。旧型戦闘服は肩部と腰部のプロテクターがなく、ナメック星編においてクリリンがそっちのほうが動きやすそうだと発言していた[12]。
- 超質ラバーの性質により、軽く丈夫で伸縮性抜群となっていて、サイヤ人が着用した場合は大猿に変身しても破れることはない。ただし、ピッコロの魔貫光殺砲やフリーザの攻撃で貫通したことがある。後にブルマがベジータの依頼により復元している[13]。悟空もセル編での修行時に着用しその性質を賞賛していたが、それより前にギニューとボディチェンジをした際に戦闘服の着用を体験している(しかし、緊急事態かつ不慣れな肉体の上に負傷中のため気付けなかった)。
- ジャンプスーパーアニメツアー08「ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!」ではベジータがサイヤ人の正装と語っている。
- 宇宙船
- 作中には多くの宇宙船が登場した。最初に登場したのはラディッツの丸型宇宙船。このタイプはその後の作品でも重要な道具の1つとなる。宇宙船そのものはツフル人の技術を略奪したものというスカウターや戦闘服などと同一の設定。デザインのモデルは野球のボール。丸型宇宙船は基本的には1人乗りで自動航行機能を有しており、目的地を入力することで操縦することなく移動可能。悟空がナメック星を脱出する際に使用したギニュー特戦隊の丸型宇宙船にはヤードラット星の座標(?)が予め入力されていた。また、長期航行を想定してコールドスリープ機能も搭載されている。アタックボール、宇宙ポッドとも呼ばれる。
- リモコンによる遠隔操作や自身が侵略先で窮地に陥ったときのための生命維持装置も内蔵されている。また、悪用防止のための自爆装置も取り付けられている。アニメ版では下級戦士の大猿化を促進するために満月のホログラム映像を自動で夜空に投影する機能も搭載している。専用の受入施設がない地球などの異星では着陸時に大きなクレーターを作ってしまう。大気圏の摩擦熱および地表激突時の衝撃でもビクともせず、ナッパの「あいさつ」代わりの攻撃が直撃しても問題ないほどの頑丈さ、耐久性を持っている。
- 上記の通り、リモコンでも操作できるのだが、ブルマがベジータのリモコンを操作したときにナッパの宇宙船が爆発している。悟空によるとラディッツの宇宙船も一緒に爆発したが、自分が乗って来た宇宙船は昔のものなのでかえって無事だったと語られている。
- 後に地球の神となるナメック星人が、かつて地球に来た際に乗っていた宇宙船もあり、ブルマがナメック星に行くために文字表記や操作機能を改良して使用している。神曰く「虫のような外観」。椅子の作りは初代ピッコロ大魔王も模倣していた。音声で反応、起動するタイプの船。数百年間高地に放置された状態でも木星まで一瞬で移動できる。
- ブルマの父ブリーフ博士も宇宙船を作っているが、世界最高のエンジンをのせてもナメックの宇宙船で1カ月かかる距離に到達するのに4339年と3カ月かかるとのこと。ちなみに丸型宇宙船を改造したものはその距離に到達するのに6日である。
- フリーザ一族も大型の宇宙船を保有している。円盤型の特徴的なデザインで長期間の宇宙航行に対応しており、傷ついた戦士を完全に癒すためのメディカルマシーンや、予備の戦闘服、大型の居住空間、フリーザ用の玉座の間などが設置されていた。1隻で兵士を十数人運用でき、前線では基地にもなる。小さい脚部が無数にあり、地形を選ばず静かに着陸できる。操縦系統は丸型とほぼ共通。作中では、フリーザが1隻、コルド大王が1隻、それぞれ所有していた。フリーザの船はベジータや悟空によって穴を開けられて飛べなくなり、ナメック星の爆発で消滅。コルドの船はフリーザ親子の死後、トランクスによって爆破された。劇場版に登場するクウラも一隻所有している。
- メディカルマシーン
- 治療カプセルのようなもの。この中に怪我人を入れて装置を作動させると、中が特殊溶液で満たされ、その成分によりわずかな時間で怪我が治り体力が回復する。ただし、ベジータが地球で闘った時に失った尻尾の再生まではできなかった。酸素吸入器や脳波測定器など様々な装置が備えられている模様。旧型と新型が存在するが、旧型だとベジータ曰く「カカロットなら、4、50分くらいで完治できる」とのこと。
- フリーザ一族の大型宇宙船の中やフリーザ一味の中枢基地に置かれている。フリーザ編で登場した時は、新型はザーボンに一度倒された後のベジータが完治した際に壊されてしまい、悟空がギニューに体を乗っ取られている間に負った傷を治療する際には旧型が使われた。
- ビームガン
- フリーザ軍の雑兵が使う兵器。形は手の甲から肘のあたりまでを覆っている。撃つときは親指で押せる位置にあるスイッチを押す。スカウターと連動しており、相手の戦闘力に応じたエネルギーを放つ。ナメック星のムーリ村を襲った時のフリーザ軍兵士や地球に来襲したコルド大王の配下の兵士の何名かが使用している。アニメでは、ベジータが倒したフリーザ軍の残党の多くもこの武器を使っていた。
- 栽培マンセット
- サイヤ人の科学者が開発した[14]戦闘生物兵器。栽培マンの元となる種子と成長液がセットになり小ビンに入っている。この種子を植えて上から成長液をかけると数秒で土から栽培マンが誕生する。植えた星の土質が栽培マンの出来不出来に影響しており、地球で使用した際は戦闘力1200とラディッツ並の力を持つ優れた個体が誕生した。現在主力となっているのは、エイジ737年頃から導入され始めた強化型[14]。言葉を発することはできないが、命令を理解する知能は有している。
- 勇者の剣
- 未来のトランクスが使用している大剣。サイボーグ化しパワーアップしたフリーザをも真っ二つにするほどの切れ味を誇る。原作では特に設定はされていないが、アニメでは劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』において、コナッツ星の勇者タピオンが使っていた剣として描かれている。タピオンは宿敵ヒルデガーンを倒したあと、トランクスにプレゼントした。本編や劇場版で何度か敵に折られてしまったが、後に修理されている。ゲーム「Sparking! METEOR」ではコルド大王もこの剣を使う。
- 寄生生物、デストロンガス、ハッチヒャック
-
- 詳細は「ツフル人による発明」を参照
脚注[]
- ↑ 現実と同じなら約38万km。単行本9巻のおまけコーナーで鳥山明は「少なくてもそれくらいは伸びることになるね」と語っている。
- ↑ 悟空のイメージ内とゲームでは、悟空とミスター・サタンが合体した姿が登場している。
- ↑ 発明された未来では人造人間に荒らされてエネルギー事情が厳しいため。
- ↑ 当時のカメハウスには電話が設置されていなかった。
- ↑ ベジータに至っては「こんなものを着るくらいなら正体がバレた方がマシ」とまで発言している。
- ↑ それどころか、カッコいいと思っているようである。
- ↑ 7.0 7.1 週刊少年ジャンプ特別編集『鳥山明 THE WORLD』より。
- ↑ 「アイテム達のルーツを探る」 ドラゴンボール大全集7巻 218頁
- ↑ ただし型が同じ場合、機能はどれも同じ。
- ↑ ブルマがラディッツのスカウターを回収した直後は故障していた。
- ↑ 防諜機能が一切無く、通信どころか会話まで傍受されやすい。
- ↑ ベジータは、基本サイズで体型に合うのが旧型しか無かったためにそちらを着用していた。
- ↑ デザインは旧型ベース。ベジータが地球到着時に着ていたものとは肩部が違い、バーダックのものに近い。
- ↑ 14.0 14.1 ドラゴンボール大全集7巻 69頁
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