ウーロンは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及びそれを原作とするアニメに登場する架空のキャラクター。アニメの声優は龍田直樹。
原作での初登場は其之五「ウーロンあらわる!」、アニメでは『ドラゴンボール』第4話「人さらい妖怪ウーロン」。
概要[]
エイジ733年生まれ。身長121cm、体重32kg。趣味はパンティー集め。好きなものは女[1]。嫌いなものは男とブス[2]。
様々なものに変化できるスケベな子ブタ。女の子を誘拐して、自分の嫁にしようとしていたが悟空に懲らしめられ仲間になる。登場当初は人民服のような服と帽子を着用。南部変身幼稚園出身で変身能力を学んでいたが、先生のパンツを全部盗んで幼稚園から逃げ出した結果、追い出された過去を持つ[3]。このため変身時間は5分しか持たず、変身後は1分の休憩を要する。また、姿は化けられてもその能力(具体的には、本物どおりの強度)までを有することはできないが、コウモリやロケットに化けた際に飛行能力を有している場面がある。
プーアルとは幼稚園時代の同級生で、幼稚園の頃プーアルがふざけて女の子に変身しているとき「かわいいお嬢さん、俺とつきあわないか!?フフン」と話しかけたのが最初の出会い。2丁目に住んでいる同級生のゼンマイからは「ギャングのウー公」と呼ばれており、プーアルの宿題を何度かぶん取っていた。授業でたまにボンギツネ先生がすごく短いスカートを履いてくるのを楽しみにしていた[4]。
臆病かつめんどくさがり屋な性格でもあり、ピッコロ大魔王の世界征服の報道を見た後も「自分には関係ない」と発言したこともある。また男は嫌いと言いながらも悟空との再会を喜んだり、劇場版では悟飯やクリリンと行動を共にすることも多い。アニメでは八角村の出身という設定が付けられ、その村では豚型の人間が多数住んでおり、ウーロンもその住人の一人であり、このときからスケベだった。
名前の由来は、ウーロン茶[5]。
略歴[]
- エイジ740 - 誕生。
- エイジ749 - 化け物に変身して村人を脅し村から女の子を誘拐していたが、悟空に懲らしめられて足を洗い、仲間となる。ピラフが世界征服の願いを神龍に叶えさせようとした際には、とっさに「ギャルのパンティーおくれ」とピラフより先に願いを言い世界を救った。その直後に悟空の大猿への変身に遭遇し、事が治まった後に彼を宇宙人と言い当てていた。
- エイジ750 - 第21回天下一武道会を観戦。
- エイジ753 - 第22回天下一武道会を観戦。
- エイジ756 - 第23回天下一武道会を観戦。一回戦にて「匿名希望」名義で参加していたチチの正体に真っ先に気付く。
- エイジ774 - 第25回天下一武道会を観戦。その後、魔人ブウに菓子にされて食べられるが、ドラゴンボールで生き返る。
劇場版での活躍[]
『Z』以降の劇場版では亀仙人、ヤジロベーと並んでコメディキャラとしての出演が多い。
Z劇場版2作目『この世で一番強いヤツ』ではドラゴンボール探索のため悟飯を連れてツルマイツブリ山に赴くが、Dr.コーチンに願いを叶えらてしまう。
Z劇場版3作目『地球まるごと超決戦』では悟飯、クリリン、ブルマとともにキャンプに来ていた。
Z劇場版4作目『超サイヤ人だ孫悟空』では、悟飯につれてこられスラッグの宇宙船へ。スラッグ軍団に見つかった際は「死んだふり」をするものの、兵士に踏まれていた。
Z劇場版5作目『とびっきりの最強対最強』では、クウラ機甲戦隊により 森が破壊されハイヤードラゴンとともに動物の救助活動を行う。
Z劇場版6作目『激突!!100億パワーの戦士たち』では悟空たちとともに新ナメック星へ。メタルクウラの配下であるロボット兵に捕獲されてしまう。悟空達の活躍によりビッグゲテスターの機能が停止し助かる。
Z劇場版7作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』ではクリリン達とともにミスコンテストに並んでいた。
Z劇場版8作目『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、亀仙人達とともに新惑星ベジータヘ行き、終始酔っ払っている亀仙人の突っ込み役になっていた。
Z劇場版9作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』では、天下一武道大会の観戦に来ていた。
ドラゴンボールGT[]
ブルマの家で暮らしており、ベビー戦の後に開かれたパーティーにも参加している。また邪悪龍編では彼の叶えた願いにより六星龍が誕生した。
ゲームでの登場[]
FCゲーム『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』ではお助けカードとして登場。手持ちのカードをすべて交換できる。
格闘ゲームではプレイステーション専用ソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』にて登場。
補足[]
初期案での名前は「ウー・ロン」[6]。
脚注[]
- ↑ 鳥山明「ウーロン対決孫悟空 孫悟空」『DRAGON BALL 第1巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年9月10日、ISBN 4-08-851831-4、105頁。
- ↑ 週刊少年ジャンプ特別編集「DRAGONBALL 徹底全激闘史 男の履歴書」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』集英社、1987年12月1日、雑誌29939-12/1、28頁。
- ↑ パンツを盗まれたポンギツネ先生は原作にもアニメにも登場しないが、週刊少年ジャンプ特別編集『DRAGON BALL 冒険スペシャル』やゲーム『ドラゴンボール 大魔王復活』に登場している。
- ↑ 「みんなみてみて!DRAGONBALL キャラクター大集合 変身幼稚園の日び あのころボクらは若かった!!」 DRAGON BALL 冒険SPECIAL 60-61頁。
- ↑ 鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL 第4巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1986年10月15日、ISBN 4-08-851834-9、190-191頁。
- ↑ 週刊少年ジャンプ特別編集「ドラゴンボール誕生秘話」『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』137頁。
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